校長だより

家庭で出来るグローバル人材の育成法

2014年1月24日

日本企業においても人材の多国籍化が急激に進む昨今、「子供には多文化社会の中でも活躍できる人になってほしい。」と考える方が増えているように思われます。ところが、どうすればそのような人を育てることができるのかと問われれば、答えに窮する方が少なくないのではないでしょうか。

日本でも、多文化社会に対応した人材育成を真剣に考え、海外の学校との交流を盛んに行うなど、実の伴った活動をする学校が増えてきましたので、そのような学校に子供を預けることは必要なことでしょう。しかし、学校だけに任せれば、本当に活躍できる人材に育つのでしょうか。学校選びは大切ですが、家庭による支援は欠かせないはずです。そこで今回は、家庭で出来るグローバル人材の育成法について考えてみたいと思います。

グローバル人材=多文化社会の中でも活躍できる人、としたときに、まずは、どんな人が活躍できるのかを考えておく必要があります。このヒントになるのが、IBO(国際バカロレア機構)が掲げたミッションです。この中の1つには次のように書かれています。「異文化の理解と尊重を通じて、よりよい、より平和な世界の構築に貢献できる、向学心と知性に富んだ、思いやりのある若者を育むことにある。」

IBOが掲げたこのミッションこそが、この多文化社会に欠かせない大切な考え方なのではないかと思いました。IBOは、このミッションを達成するため、10の具体的な目標を掲げています。以下には、家庭でも支援可能だと思われる4点をご紹介したいと思います。

興味深いのは、これらは日本が長年にわたり大切にしてきた仁義礼智という儒教的な価値観と重なることです。仁義礼智は、まさに家庭の指導があって初めて身つく素養でしょう。 英語力は必須ですが、これらの素養がなければ成功はおぼつかないはずです。私たちも、皆様とともに本物のグローバル人材の育成を目指して精一杯がんばりたいと思います。

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