JOBA月例通信の高校部のページでは、帰国枠入試を予定している皆さんに読んで欲しい本を紹介しています。これまでの月例通信で紹介した本は次の通りです。

JOBA月例通信の高校部のページでは、帰国枠入試を予定している皆さんに読んで欲しい本を紹介しています。これまでの月例通信で紹介した本は次の通りです。
7/18に実施した特別講座「原爆投下と長崎」では、一瞬にして7万人もの人が即死した長崎の原爆投下について、「平和宣言」が読み上げられる平和祈念式典や、原爆投下に至る歴史、原爆投下後の長崎の様子、そして「原爆文学」を通して学びました。しかし、戦争や原爆を後世に伝える本は、特別講座で紹介した「原爆文学」以外にも出版されています。7月の月例通信では、日本の戦争や原爆を外国に伝える本として、英語の『Listen to the Voices from The Sea』と、英語・日本語の両方で書かれている『The Spirit of Hiroshima』の2冊を紹介しています。
帰国枠入試の科目には現代文や小論文が含まれますが、現代文は言うまでもなく、小論文についても、現代文の読解力が求められたり、要約問題が課されたりするのが一般的です。つまり、志望校への合格を目指すには、高度な日本語論説文の読解力を養うのが第一関門であると言えるでしょう。今月の月例通信では、海外駐在員のご家庭で取っていらっしゃる日本経済新聞を用いた学習方法を紹介しています。日経は中・高校生程度の国語力でも十分に読める新聞です。様々な科学技術が実社会とどう関わっているのかを知ったり、世の中にはどのような職種があり、自分の知識や大学で学んだことはそれらの仕事でどのように生かされるのかを感じとることもできます。国立難関校の小論文入試対策としても有用です。
大学で建築を専門的に学びたいと考える高校生に毎年必ずお会いします。様々な時代の多様な建築を鑑賞しやすい環境で育ったことが建築に興味を持つきっかけとなったようです。そこで今月の月例通信では、建築や美術の批評家としてThe Times、The Guardianなどの新聞で活躍しているMark Irvingが書いた本書を紹介することにしました。ピラミッドやペトラの遺跡、ローマのコロッセウムなど古代の建築物も掲載されていますが、この本の3分の2を占めるのは近現代の建築です。特に、イギリスやアメリカの建築が多く取り上げられています。建築学科への志望理由書を書いたり、同学科の課題作文対策をするうえで、この本は建築を志す方々に色々な知識と知恵を与えてくれるに違いありません。
日本の高校社会には6科目(地理・日本史・世界史・政治経済・現代社会・倫理)がありますが、小論文と深い関係にある倫理の授業を開講していない高校は多く、また開講されていたとしても受講する人や入試で倫理を使う人が少ないという現状があります(平成21年度大学入試センター試験の受験者数――日本史A・B:14万8692人、倫理5万3116人)。
小論文入試では、社会的な知識があるだけでは対処できない問題や、生命倫理・医療倫理・情報倫理など倫理について深く考えることを要する問題が出題されています。5月号では、高校倫理の教科書の内容に触れながら倫理の学び方について紹介しています。
現地校で学んでいる方は、トーマス・ハーディーの名前を授業で聞いたことがあるのではないでしょうか。ハーディは1840年にイングランドのドーセット州に生まれた小説家・詩人で、彼の作品にはかつてウェセックス地方と呼ばれた広い地域(今のイングランド南西部一帯)の文化や自然が豊かに描かれています。小論文では「滞在国について~を論じなさい」という課題がよく出題されますが、ハーディの作品はその対策に大いに役立ちます。
永井荷風はIBカリキュラムが取り上げる作家ですが、国際校で永井荷風の作品を学んだ高校生からよく「文章が難しい・面白くない」という感想を聞いていたため、小説『すみだ川』を荷風の人となりや彼の価値観と合わせて取り上げ、面白さを知ってもらえるように努めました。この作品に描かれた世界は、多くの帰国生が大学生活を送ることになる東京23区の1つ・台東区の文化と深く関わるものです。
入試では、出願書類に英語試験の得点を添付する方法、学科試験で英語小論文や英語試験を課す方法、英語面接で問う方法など様々な形で英語力が問われています。しかし、出願書類にEnglishや、英語で学んだ各科目の成績を添付することが求められている以上、全ての受験生が英語力を問われていると言っても過言ではありません。2月号では、学校生活だけでは伸ばすことができない英語力とは何かを、教材の紹介と合わせてお伝えしています。
ヘンリック・イプセンはノルウェーの劇作家です。『人形の家』や『へッダ・ガーブレル』をはじめとするイプセンの演劇は、その面白さだけでなく、日本における新劇運動にも大きな影響を与えました。月例通信1月号では『人形の家』を鑑賞するうえで役立つ身近な問いかけと、この作品への批評を合わせて紹介しています。
IB Japaneseの書籍リストなどで小林秀雄という評論家の名前を見たことがある方もいるのではないでしょうか。彼は1983年に亡くなるまでにおよそ300点の作品を残しましたが、『ゴッホの手紙』は彼の代表的な作品の一つです。月例通信12月号では、この作品をはじめとする小林秀雄の主な評論や読み方をお伝えしています。
2008年度の大学入試センター試験で、夏目漱石の『彼岸過迄』が出題されました。センター追試験では2002年に夏目漱石が出題されていたものの、センター本試験で漱石が出題されたのは1991年以来17年ぶりのことです。月例通信11月号では、「後期三部作」の第一作目に位置づけられる本作品を通して、夏目漱石という作家と作品について紹介しています。
高校生の皆さんが受験の際に出願する学部を決めようとする時に必ず出合う言葉に「人文科学・社会科学・自然科学」というものがあります。本書ではここに挙げた3分野の1つである「社会科学」がどのようなものであり、またどのように学べば良いのかがわかりやすく述べられています。月例通信10月号では、本書の優れた点と、大学に入学する前にこのような本を読むことの意味をお伝えしています。
本書は、大学入試で長年にわたり出題されている歴史哲学の古典です。著者のE・H・カーは、英外務省で外交官を務めた後に、ウェールズ大学の教授(国際関係論)、イギリスの新聞The Times社の記者職を経て、ケンブリッジ大学でロシア史の教鞭を執るに至った歴史家・政治学者です。入試を意識した高校生の読書において大切なのは、自分の思考力に訓練を施し得る本を見抜き、それを熟読することだと思います。月例通信8・9月号では、この本がなぜそれを可能にする書物だと言えるのかについて述べています。
「異文化理解・多文化社会」は小論文入試でもよく出題される課題のひとつで、必読図書も何冊か紹介されています。しかし「異文化や多文化を理解する」ということは結局、自分がこれまで置かれていた環境と、経験したことのないそれとを比較し、その過程で様々な相違や問題に出会うことによって叶うものですから、敢えて小論文の図書リストにあるものを選ばずとも、自分に対し衝撃を与え得る本を見つければ良いのだと思います。月例通信7月号ではそのような目的を果たす書籍として、この本を紹介しています。
小論文入試頻出課題のひとつに「日本語・日本文化論・日本思想」があります。万葉集や古今和歌集をきっかけとして和歌の世界に足を踏み入れ、そこで日本の文化や思想、歴史や言葉に触れるということは、小論文のための勉強であるだけでなく、日本の文化や思想を学ぶことに対する意欲をも高め得ます。月例通信6月号では、古今和歌集の鑑賞方法についてお伝えしています。
英国からの帰国生は、帰国枠入試の面接や小論文試験でイギリスについて問われることが少なくありません。しかし、月例通信5月号にあるシェークスピアの鑑賞方法を読めば、英国を代表するこの劇作家について学べるだけでなく、英国をはじめとする欧州の文化や、演劇全般への興味を持つに至るのではないでしょうか。月例通信では脚本だけでなく劇そのものの鑑賞方法についても紹介しています。