現地校相談室

現地校と日本の勉強の両立

2012年4月24日

現地校の勉強と日本の勉強をどう両立したらよいか悩んでいます。

最近、小学校低学年の方と、中学生の方から同じようなご相談を受けました。小学生の方は、毎日習い事があり、現地校の宿題と、塾・補習校・通信教育の勉強をどう両立したらよいかということでした。小さいお子様の場合は、まず生活のリズムを整えることが基本ではないでしょうか。学校が終わってから習い事またはお友達と遊ぶ日、何もない日を1週間にうまく配分します。配分できないならば、習い事を少し整理する必要があるでしょう。そしてなるべく夕食の時間、勉強時間、寝る時間を一定にします。現地校では学年×10分が家庭学習時間として想定されています。ですから、Y1なら10分、Y2なら20分です。日本人のお子さんはこれより倍の時間がかかるかもしれませんが、基本的にはリーディング、算数のプリントをやります。その他に日本の勉強が同程度ありますが、8時か9時までには寝るように心がけましょう。ある学習分野が完璧にできなくとも、次のステップでわかることもありますので、少し余裕を見て子育てなさると親子とも煮詰まらずにすみます。

中学生ともなると、勉強時間は相当増えます。できるだけ夕食前の時間を有効に使って簡単な宿題を片付け、夕食後はじっくりと取り組む勉強に当てます。私立校では公立の倍の量の宿題が出ます。日本で受験をすることが決まっているならば、現地校はほどほどの所になさる方が賢明です。一方滞在が長く、現地校の教育制度のもとしっかりと学習する方針でしたら、日本の勉強は継続することに力点を置くと良いでしょう。アカデミックな現地校ですと要求水準も高いので、日本の勉強との両立にはかなりの努力が必要です。虻蜂取らずにならないように、お子さんが消耗していないか様子を見ながら、必要ならばバランスの取り方を変える決断もしなければならないでしょう。

いずれの場合も、週末の使い方がポイントです。家族旅行に多くの時間が費やされているケースが見受けられますが、体を休めながら、勉強もまとめてやると、次週がうまく回ります。

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