現地校相談室

プレップスクールの活用

2012年5月30日

子供がちょうど小学校からセカンダリーに上がる時期に渡英します。受験を避けたいのですが、セカンダリーまで続いている学校はないでしょうか。

ご質問のケースだけではなく、小学生と中学生のお子様をお持ちで、一緒に通える学校をお探しの方からも同様の相談を受けます。インターですと、最後の2年間のIBコースまでは余裕があり、セカンダリーまで続いているので向いているのですが、インターは学費が高いために敬遠なさり、イギリスの学校を望まれる方が増えています(インターの学費は、イギリスの私立校の1.5倍から2倍)。

現在イギリスの教育制度では、小学校の後は公立、私立ともY7(11歳)からセカンダリースクールという区分けが大部分ですが、伝統的な私立校では13歳からパブリックスクールに入る道も残っています。そしてその前に行くのが通称プレップスクールと呼ばれるプレパラトリー・スクールです。通常、小学校からセカンダリーに上がる際には、英語、算数バーバル・リーズニングやノンバーバル・リーズニングの試験があるので、日本から渡英後急に受験をするのは無理があります。しかし、プレップスクールですと、小学校からセカンダリーに上がる試験をかわすことができ、うまく年齢の壁をカバーできる場合もあるので、検討に値します。

しかしながら、次の13歳で受けるコモンエントランスという試験には、フランス語、ラテン語、3科目のサイエンス、地理、歴史など多科目が課されるため、アカデミック・レベルの高いプレップスクールですと、英語力が証明できないとなかなか途中編入を認められず、万一入ることができてもそれからの勉強が大変です。日本から直接いらっしゃる場合には、地域の中堅のプレップスクールがお勧めです。そこでも受験は意識していますので、丁寧な指導を受けることができます。伝統的にプレップスクールは男女別ですが、共学の学校も増加していますので、性別の違うお子様方が一緒の学校に通うことも可能です。

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