校長だより

仮眠の効果

2012年9月25日

受験生には、就寝時間や睡眠時間をよく訊くようにしています。「勉強時間が足りない!」とか、「もっと遅くまでがんばれ!」と言うためではありません。早めに寝て、効率よく勉強をしているかどうかを確認するためです。この時期からの受験生は、気持ちに焦りが出始めついつい就寝時間が遅くなりがちです。ところが、睡眠時間が足りないため翌日は集中力に欠け、勉強に身が入りません。こんな日が続けば、勉強はしているように見えても成績などあがるはずがありません。受験生にこそ、早寝早起きを心掛けて、効率よく勉強する方法を身につけてほしいと思います。

7月22日の日経新聞には、「運動・勉強 伸びるコツは・・・すかさず仮眠」と題した記事が載っていました。最近の研究で、仮眠の利点がわかってきたそうです。お読みになった方もいらっしゃるとは思いますが、受験生に役立つ内容だと思いましたので、以下に要点をまとめます。

 

「ジャグリング経験のない学生を2グループに分けて、ジャグリングを練習した後に一方は70分の仮眠を取り、他方はその間テレビを見たり本を読んだりして過ごした。仮眠を取ったグループは、夕方には初回の 1.7 倍多くボールを回せたのに対し、他方は1.3 倍だった。また、翌朝の練習では仮眠を取ったグループは3.2 倍 になったが、他方は2.1 倍に留まった。この実験を行った早稲田大学の教授は、『仮眠は体が休まるだけでなく、習得した技術を向上させる効果も期待できる。』と話す。これは、一時的に蓄えられた記憶が寝ている間に変化し、小脳に定着するからではないかと考えられている。

仮眠が向上させるのは、スポーツなど運動技能だけではない。知識の習得といった学習技能にも効果があることが、さまざまな研究からわかってきた。神経医療研究センターの栗山室長は『通常の睡眠でも記憶の定着は進むが、過大な情報入力がある場合、通常の睡眠だけでは脳が情報を処理しきれない可能性がある。こうしたケースでは、仮眠を組み合わせると高い学習効果が期待できる。』という。」

 

記憶を定着させるために必要な仮眠は、勉強直後に1時間程度取るのが目安とのことです。学校が休みの日であれば、この仮眠を取り入れることができるかもしれないですね。一方で、これはインターネットで得た情報ですが、昼食後などに15分程度の短い仮眠を取ると、眠気解消とその後の集中力アップに大きな効果があるそうです。学校でも仮眠の時間を設けてくれるとよいのですが・・・。

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