校長だより

昨今の就職事情

2013年3月19日

先日、就職が決まった元生徒A さんから連絡をもらいました。今回は、その内容や彼女から得た情報などを通して考えたことをお伝えしたいと思います。

彼女からの連絡には、本人の就職内定先のほか、JOBAロンドン校生の同窓会で知った当時の生徒たちの就職予定先も伝えてくれました。英語がよくできたことが幸いしてか、その多くの就職先は有名企業でした。就職先が決まらず苦労をしている学生が多いことは、新聞などを通して知っておりましたので、まずは、生徒たちの成功を喜びました。

ところが、彼女からの連絡を読み進めると、事情は少し私の想像と違っていたことがわかりました。彼女は、30社を受けて、内定をもらったのは就職先に決まったその1社だけだったというのです。しかもその30社の中には、エントリーシートの段階で落とされ、面接さえもしてくれなかったところが多かったとのことでした。この事実には、大変驚かされました。なぜなら、彼女は、有名大学を卒業しただけでなく、英語のほか他言語にも長け、しかも明るく誰からも好かれる性格の持ち主だったからです。なぜ、このような人が、エントリーシートもクリアできず、面接でも評価されなかったのか、不思議でなりません。 次々と断られ続けた本人の結果にしびれを切らしたご両親は、とうとう本人になり済ましてエントリーシートを書いたそうです。重役もお勤めになってきたお父様が書かれたものですが、その企業から届いたのは「お祈りメール」(「今後のご活躍をお祈り申し上げます。」という文面のメール)だったそうで、当時のご家庭の様子を察すると身が詰まる思いさえします。

文科省・厚生労働省・経済産業省による調査では、2012年の就職内定率は、昨年の4月1日付けで64. 8%(全大学生に対して就職をした人の割合)だったとのことです。この数字からも非常に厳しい状況が窺えますが、上記のような、帰国子女でもさして状況が変わらないという事実からは、今一度気を引き締めて生徒の指導に当たらなければと思わされます。

さて、我々や保護者の方々は、今後も続くと考えられる厳しい就職状況を踏まえ、子供たちに何を伝え、どんな力をつけてもらえるよう応援したらよいのでしょう。たくさん考えられる中で、私はあえて受験をうまく利用することをお勧めしたいと思います。受験の際には、願書提出のために、志望動機や自己アピールを書く必要があります。自分を見つめ将来を考える機会にもなる願書作成は、将来エントリーシートを書く際の練習にもなるはずです。

 

願書作成は付け焼刃で済むようなものではありません。今年の受験生には、さらに先の将来まで見据え、今から願書作成の準備を始めてほしいと思います。

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