現地校相談室

GCSEの重要性

2013年4月25日

現在子供はY9ですが、先日来年度のGCSEコースについての説明会がありました。大学入学資格であるAレベルに比べて、その仕組み、内容、さらに根本的な重要性が良くわかりません。

GCSEとは、General Certificate of Secondary Education(一般中等教育修了試験)の略で、大抵はY10・11の2年間勉強してY11の4月?6月に試験を受けます。英語(語学)、数学、サイエンスを全生徒が受験し、英文学、外国語、その他の科目を取り合わせて、10科目ほどを組み合わせます。その選択をY9のうちに行うので、説明会があったのだと思います。16歳以前の早期受験も可能で、最終的な受験科目を少なくして負担を減らすこともできます。また成績が思うように取れなかった場合は、再試験を受けることができます。

1988年に最初に行われたGCSEは、色々と改善が重ねられ、多様性があることが、逆に分かりにくさにつながっています。まず、試験を作成しているボードが、イングランドではAQA・OCR・Edexcelと3つあり、同じ学校でも科目によってボードが違う場合があるため、参考書を買うときは注意を要します。次に、科目によってはHigher(A*-D(E))とFoundation(C-G)の2層になっており、Foundationの場合、一番良くできてもHigherのCに相当するグレードしかもらえないので、なるべくHigherを受けさせてもらえるようにした方がいいでしょう。なお、レポートなどを評価する「コースワーク」が成績判定の20%を占める科目もあります。ペーパーテストに向けた準備だけでなく、普段の学習に真剣に取り組むことや、レポートの提出期限を守ることが大切です。

次の段階のAレベルの科目を取るには、GCSEでC・B以上の成績を求められたり、英国の大学進学の際には、英語・数学のC以上などが必要条件になる場合もあります。AレベルはGCSEより格段に難しくなりますので、GCSEでできるだけ良い成績を得るようにすることが大切です。

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