帰国枠入試相談室

2013年度首都圏帰国枠中学入試の状況

2013年8月7日

JOBA本部が行った学校への入試アンケートをもとに、2013年度の首都圏の主な帰国枠中学入試実施校の受験者数と合格者数(1月31日段階判明分)を表にまとめました。以下には、過年度と比較した本年度入試の特徴および受験に向けた注意点をお伝えします。

<帰国枠中学入試結果>

(表をクリックしていただくと、大きな表が表示されます。)

〈平均倍率低下〉
表に示した学校の総受験者数を比べると2013年度は2012年度に比べ28名減りました。一方、合格者総数は、1112名から、1182名に増加し、平均倍率(のべ受験者数÷のべ合格者数)は1.76倍で昨年の1.89倍よりも低下しました。2011年度以前の平均倍率は2倍を越えていましたが、昨年からの平均倍率は2倍を下回っています。全体傾向としては、首都圏の帰国子女中学入試は易しくなっていると言えるかと思います。

〈受験者数増加校〉
新たな帰国枠入試を設けて3年目となる海城中学は、昨年に引き続き本年度も受験者数が増えました。難関大学への高い合格率の他、充実した教育内容が評価されたためだと思われます。海城中学では、来年度はこれまでの二つの入試形態(表参照)に加えて、英語を課す入試も行います。海城中学の来年度は、受験者数がさらに増えることでしょう。共学校から男女別学校(高2・高3は共学)に変更した、かえつ有明も大幅に受験者が増えました。男女の違いを考慮した別学による学習指導だけでなく、質の高い帰国生プログラムが評価されてのことだと思われます。

〈人気校の倍率〉
2倍の倍率を乗り越えて合格を勝ち取るのは容易なことではありません。一般入試比べて倍率が低い帰国枠入試でも、人気校の中には2倍を超えている学校があります。本年度、2倍を超えたのは以下の学校です。渋谷教育学園渋谷(平均4.3倍)、聖光学院(4.0倍)、洗足学園(平均2.4倍)、海城(平均2.4倍)、学習院女子(2.2倍)、立教女学院(2.1倍)、攻玉社(国算型2.1倍)。なお、二倍は超えませんでしたが、1.9倍の渋谷教育学園幕張も最難関校の一つとして言ってよいでしょう。

〈併願校の決め方〉
来年度の受験生の保護者の方々にとって、今は情報収集に余念がない頃かと思います。この時期には第一志望校の他に、併願校も決めてほしいところです。併願校を決める際に大切なことは、倍率の低い学校を併願校の一つにすることです。たとえ一校でも合格できれば、子供は自信を持ち、次の意欲に繋げやすいからです。倍率が低いから学校全体の評価も低いというわけではありません。表に上げた帰国子女受け入れ校には魅力の多い学校が少なくありません。学校案内書を手に入れ、また実際に学校を訪問するなどして、数字には表れない学校の取り組み全体を知り、お子様に合った学校を探してほしいと思います。

2013年03.04月号

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