エミリーのワンポイント英語レッスン　２月号「現在完了」

2014年1月24日

こちらの連載は終了しました。

今日は英語の時制の中で最もやっかいだと思われる現在完了についてのお話です。

“I have lived in London for 2 years.”（私はロンドンに2年住んでいる）や、“She has been working since 6 o’clock this morning.”（彼女は今日、朝の6時からずっと働いている）のように、現在完了は過去に始まったことが現在もなお続いていることを表現する際に使います。

現在完了にはほかの使い方もあり、ニュースや、新しい情報を伝える際に使うこともあります。

ニュースや新しい情報を伝える際に現在完了を上手に使うと、英語が上品かつ生き生きとした感じに聞こえ、また時間も明確に伝わります。

“Mary’s (Mary has) just booked her holiday to Paris.”
　　（メアリーはちょうどパリへの旅行を予約したみたい）
“Oh, you’ve had a haircut. It looks nice!”
　　（まあ、髪を切ったのね、素敵！）

このように、普段の会話で、最近起きたことを最新の情報として伝えたい際に効果的です。

また、下のように時事問題を伝える際にも有効です。

“David Cameron has made a speech on the environment.”
　　（デービッド・キャメロンは環境についての演説をしたところだ）
“Toyota have brought out their latest model.”
　　（トヨタが最新モデルを出したんだって）

過去形よりも現在完了形を使うことで、最新の情報だということが伝わり、より興味深く聞こえます。

下のように過去形を使って表現することも可能です。

“David Cameron made a speech on the environment.”
“Toyota brought out their latest model.”

しかしながら、これだと聞き手には、ただ過去に起きた出来事で、新しく起きたというニュアンスは伝わらないのです。

では皆さん、Good luck in your English study in 2014!