校長だより

Mary’s Meals

2014年8月1日

JOBA ロンドン校では、Mary's Meals というチャリティー団体を長年にわたり応援してきました。今回は、Mary's Mealsの活動についてご紹介したいと思います。

Mary's Meals の設立者は、Magnus MacFarlane-Barrowさんといい、もとは漁師をしていたスコットランド出身のイギリス人です。設立のきっかけはユーゴスラビア紛争でした。当時、ニュースで連日目にした悍ましい出来事の数々に心を痛めていたMagnusさん(当時22歳)と弟のFergusさんは、以前家族で一緒に訪れたドゥブロブニク近くの町メジュゴリェに物資を届けるため、周りの人々に支援を呼びかけました。そして、集まった毛布など数々の物資を携えて英国の輸送隊に加わり、2人は実際に現地に行ったのです。帰国後は漁師に戻るつもりでしたが、自宅の物置は引き続き届けられた支援物資で一杯で、またその後も途切れることなく支援物資が届いたことから、チャリティー団体設立の必要が生じ、Magnusさんは、Mary's Meals の前身Scottish International Reliefを立ち上げました。

S.I.R設立後のMagnusさんは、支援の活動範囲を広げ、ルーマニアの孤児のための家作り、内戦で難民と化したリベリア人のための移動クリニックの設置など、次々と現地の人々にあった救援活動を行いました。

現在、Magnusさんが最も力を入れているのが、新しい団体名でもあるMary's Meals活動です。この活動では、貧困地域の学校に給食センターを作り、現地のボランティアの人々が、現地の素材を使い、現地の子供たちに合った食事を提供します。マラウイから始まったこの活動は、現在はアフリカだけでなく2010年に大地震があったハイチやインドにも広まり、2014年現在では、およそ89万人の子供たちに毎日昼食を提供しているそうです。

この昼食は、どれほど子供たちに生きる希望を与えていることか、ケニアの学校のある校長先生は次のように言っています。「この昼食は、多くの子供たちにとって、1日にありつけるたった1食の食事なのです。この昼食のおかげで、子供たちは学校を離れて食べ物を探しに行く必要がなくなりました。そして最後まで学校に居続けることができるようになったのです。」 Magnusさんは、2011年には、それまでの活動が認められて英国王室よりOBEを受賞しました。

Mary's Mealsは子供たちの学習意欲を育て、その子供たちが育てば、それぞれの国の基盤作りに役立つことでしょう。さらには、経済の発展に繋がり、出生率の低下(現在の多くのアフリカ各国の出生率は5人以上)と人口減少に結び付いていくはずです。全人口が70億人を超え、今後はさらに人口増加が予想される地球に住む我々にとって、水・食糧・エネルギー不足と地球温暖化は生死に関わる問題です。この問題の解決には、貧困の撲滅こそが必要で、これは全地球人が力を合わせて取り組むべきことだと思われます。

Mary's Meals活動は、すべて現地調達をしているため、たった£12.20で、1人1年分の給食費を賄うことができるそうです。Mary's Meals活動に賛同される方は、ぜひ寄付も検討くださればと思います。寄付の申込みについては、同封の用紙をご覧願います。

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