帰国枠入試相談室

第59回 2014年度帰国枠高校入試の状況

2015年9月4日

JOBA本部が行った学校への入試アンケートをもとに、2014年度の主な帰国枠高校入試実施校の受験者数と合格者数(四月一日段階判明分)を表にまとめました。以下に、昨年度と比較した本年度入試の傾向や受験生がこの時期にすべきことをお伝えします。

<帰国枠高校入試結果>

(表をクリックしていただくと、大きな表が表示されます。)

〈帰国枠入試の受験者数増加〉
表中の学校における帰国枠入試の受験者総数は、2013年度の合計が2002名、2014年度の合計が2204名で昨年に比べ202名増加しました。これらの学校を見る限りでは、2014年度の帰国枠入試全体の受験者実数も、昨年度に比べ増加したのではないかと考えられます。ちなみに2012年度の合計が2044名、2011年度の合計が2116名でしたので、近年では最も受験者数が多かったと言えるかも知れません。

表中の学校においては、今年はほとんどが受験者数を増やしたのですが、特に増加数が目立ったのが、中央大学杉並高校です。昨年度までの帰国枠入試では、作文に加え主要教科五教科の基礎学力試験を課していましたが、今年は作文を無くし、また基礎学力試験の教科数を英語、数学、国語の3教科にしたことが大きく影響したものと考えられます。なお、例年同校の帰国枠入試の倍率は1.6倍程度で推移していましたが、今年は男女平均で2.4倍に跳ね上がり、一般入試の倍率1.8倍を超えました。その他、増加数で目立ったのは、早稲田本庄(2日程の合計で44名増)、立命館宇治(29名増)、慶應藤沢(26名増)、国際基督教大学高校(3つの試験の合計で22名増)などの学校でした。なお、国際基督教大学高校の受験者数は、2007年に現在の3種類の入試を始めて以来増え続けており、今年も最高数を更新しました。国際基督教大学高校の書類入試は、書類と面接試験のみで学力試験がない分楽なようにも思えますが、342名中136名もの受験生が不合格となっています。この学校を志望校にと考えている家庭では、実は他の学力試験実施校以上に早めに子供に受験を意識させることが大切です。中1時期からの学校の成績を提出しなければならず、その成績は合否に大きく関係するからです。とはいえ、学校での学習やその他の活動は、受験のためにしているわけではありませんので、子供を励ます際の言葉がけには十分に注意を払いたいものです。

〈JOBAロンドン校の状況報告〉
今年度のJOBAロンドン校生高校受験者の平均の合格率(受験校数÷合格校数)は1.26倍でした。完勝した生徒がいた一方で、苦戦した生徒もおりましたが、今年も無事全員の進学先が決まりました。完勝とまでは行かずとも今回の受験で成功したと思われるのは、滞在年数が長めの生徒たちでした。また、その多くは日本人学校に通っていても英検で2級以上に合格していました。一方で苦戦を強いられたのは、現地校に通ってはいても、滞在年数が3年未満など短めで、英語力に自信が持てずにいた生徒たちでした。
滞在予定年数が短く、日本の高校受験を考えながらも現地校に子供を通わせる場合には、できるだけ早い時期に受験校探しをしておきたいところです。その際は、帰国生の受け入れ体制、入試科目、入試の内容を調べるほか、本人の英語の伸び、日本の学習に割くことができる時間や余裕など、すべてを考慮して選ぶことが重要です。その他、英語力が伸びるよう家庭でも十分な支援をすることが大事であることはお伝えするまでもないでしょう。なお、現地校はEFLなどの支援体制が整っているところを選びたいものです。

〈受験校の決定は今〉
JOBAでは、五月中旬までに受験校すべてを決定するよう生徒および保護者に伝えています。この時期に受験校が決まっていれば、少し余裕を持って受験勉強に取り組むことができるからです。
先ずれば受験を制す。来年の受験生にもぜひ成功を勝ち取ってほしいと思います。

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