校長だより

勉強道具の選び方は大切ですよ

2016年10月3日

夏期講習会中には、三つの教室の生徒の様子を見ました。その中で共通して気になったことがありましたので、今回はその内容のご報告と改善提案をいたします。

最も気になったのは、鉛筆の持ち方です。全生徒の持ち方を確認できたわけではないのですが、たくさんの生徒が二本の指で鉛筆を支え持っていたのです。つまり、親指が活かされていませんでした。親指の腹を鉛筆にあてないと力を入れて書くことができません。ところが、二本指で鉛筆を支えて持っている生徒たちは、親指の関節あたりで鉛筆を押さえているのです。これらの生徒は小学生の高学年以上に多く、中学生にも見られました。

鉛筆の持ち方を見るようになったのは、字の色が薄く、ひょろひょろとした字を書く生徒が多くなったと感じていたからです。そして、算数や数学の成績が伸び悩んでいる理由の一つとして、この「字の薄さ」がもたらす影響が、最も大きいのではないかと考えてきたからです。

字の色が薄いと、自分で書いた文字なのに見直しのときに読み間違えます。ひょろひょろとした線では、まともな図がかけず、その図を見ても何も閃きません。字がしっかりと書けさえすれば、算数・数学もできるようになるのにと、何度となく思わされてきました。

小学生の高学年から、「二本指」が多くなるのは、シャープペンシルの影響かもしれません。小学四年生になると、シャープペンシルを使う生徒がちらほらとでてきて、小学五年生になると多くの生徒がシャープペンシルを使い始めます。シャープペンシルを上手に使いこなし、濃く力強い字を書ける生徒もいますが、小学生の場合には、そうでない生徒がほとんどです。シャープペンシルは柄のところが太いものがあり、三本の指をあてられず二本指になり、力強く書けないのかもしれません。

これまで、何度もシャープペンシルの禁止を教師陣とともに考えてきました。ただ、シャープペンシルもどんどん改良されていますので、シャープペンシルの利点も考え、禁止は思いとどめてきました。

とりあえずはご家庭にご判断をお任せしますが、シャープペンシルを与える場合には、しっかりとした字が書けるようになってからが良いでしょう。また手の大きさとシャープペンシルの柄の太さをよく比べたうえで、適当なものを選ぶとよいでしょう。なお、力を入れて書いても芯が折れないことを確かめるのは申し上げるまでもありません。

ちなみに私は、普段はシャープペンシルは使わないため、どんなシャープペンシルが出回っているのか、詳しくは知らないのですが、生徒からシャープペンシルをよく借りてはその性能を確かめています。その中で、一本だけ力強く書いても芯の折れないものを見つけました。その後すぐにそのシャープペンシルとこのシャープペンシルに合った芯を購入して使い始めたのですが、これまで一度も芯が折れずにいます。

このシャープペンシルを見つけてから、少し気持ちが揺らぎましたが、私は今も、中学生になっても、高校生になっても、鉛筆を使って勉強するのが良いと考えています。ただ、お子様がどうしてもシャープペンシルを使いたいというのであれば、手の大きさに合っているかどうか、またシャープペンシルの性能を十分に確かめ、さらに持ち方をしっかりと指導をされてから与えてくださればと思います。

鉛筆の持ち方の次に気になったのは、ノートの選び方と使い方です。問題が解けない生徒に共通していたのは、次の点でした。
①ノートをメモ帳だと思っているかのごとく、全体的に雑然としたノートの取り方をしている。
②ライン入りのノートの場合には、幅が狭く、マス目のノートの場合には、マス目が小さい。

①は明らかに問題だと思われるかもしれませんが、②も大事だったのだと改めて気づかされました。子供たちには、自分で必要に応じて字の大きさをアレンジすることは難しく、ラインの幅に合わせて、マス目の大きさに合わせて書いてしまうのです。つまり、字が小さくなりすぎて、書いた自分の字が読みにくく、頭がうまく働かなくなってしまうようなのです。

このノートに選び方については、早速改善してほしいと考え、JOBAで販売する算数・数学用ノートは七ミリマス(二冊で一ポンド)のみとしました。ぜひご利用ください。

ところで、数名の男の子の生徒に聞いたところ、ノート作りはちっとも楽しくないそうです。楽しくてやる気の出る効果的なノート作りの方法を教室では伝えていきたいと思います。

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