現地校相談室

プロジェクトへの対応について

2009年9月1日

いろいろな科目でプロジェクトをしますが、どう対応したらいいかわかりません。

イギリスの学校では「プロジェクト」という勉強方法をよく行います。あるテーマにそって基本的な勉強をした後で、個人の興味に従って行う自由研究に当たるものです。

ウエッブでのリサーチ、図書館での調べ学習、実験、資料収集をして、自分の仮説を証明するように、データ、絵や写真などプレゼンテーションにも気を配って、指定の字数、枚数で書きあげます。

一番大切なのは、テーマを選ぶ時に自分の個性を生かし、個人のプロジェクトがクラス全体の勉強に寄与することです。

例えば、「水」というテーマであれば、日本の軟水とイギリスの硬水との違いでイギリスに来た当初肌荒れで悩んだ経験を盛り込んだり、「城」というテーマでは日本の城の模型を作ったり、「火山」では日本が経験する地震に言及することもできます。

アートで、自分の出身地に伝わる伝統的な染物を研究した人もいました。「観光地」というテーマでは、日本人に人気のあるベスト5などの資料を旅行会社にお勤めのお父さんにお願いして出してもらったこともあります。企業秘密でない範囲で、お父さん方もぜひ協力してください。

イギリス人の先生は多文化教育を心がけているので、このような取り組みを非常に高く評価して、「メリット」を与えてくれます。

お子さん方もこのようなプロジェクトを通して、自分や日本を理解し、自信をつけていき、これらが帰国する際に課される小論文に原体験として生かされていきます。

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