現地校相談室

GCSEのExamination Boardについて

2010年6月1日

GCSEのExamination Boardにいろいろな種類があるので、どのようなシステムになっているのかよくわかりません。

GCSEやAS・A2などは日本での共通試験に当たるので、試験は1種類だと思いがちですが、英国ではイングランド、ウェールズ、北アイルランドに5つの試験委員会があり、スコットランドにはまた別の試験委員会があるので、複数の試験が存在します。

もともと大学入学資格試験を大学が作成したことに端を発しますので、オックスフォードとケンブリッジ、ダーラム、ブリストル、ロンドンなど地域的な管轄で行われていました。それらが時と共に廃止・統合を経て、1980年代後半から現在の5つAQA(Assessment and Qualifications Alliance)、CCEA(Council for the Curriculum, Examinations&Assessment、主に北アイルランド),Edexcel(educationと excellenceの合成語),OCR(Oxford,Cambridge and the Royal Society of Arts Examinations),WJEC(Welsh Joint Education Committee、主にウェールズ)になりました。イギリスらしいのは、学校により、また科目により、どの試験委員会の試験を採用してもいいことです。そのため、歴史はOCRで数学はAQAということもあります。

ですから自分の選択した科目がどこの試験委員会の試験なのかをチェックし、それに合ったリビジョンガイドや過去問を使用して、効率よく勉強することが肝心です。

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