校長だより

『話力』強化月間

2011年10月1日

「先生、これどうやって解くの?」
「先生、これで合っているよね。」
これらは、授業中に生徒が何気なく発する言葉の一部です。私の授業中にもよく聞く言葉ですが、これまでは特にとがめることはありませんでした。悪気はなく、本人にしてみれば親しみを込めて言っているようにも思えたからです。ただ、私がどう感じているかといえば、子供の言葉ではあっても決して気持ちがいいわけではありません。教師と生徒の関係上立ててほしいという気持ちがあり、上記のような言葉からは、たとえ親しみを込めて言っているとしても、敬意は感じられないからです。

私たち日本人は、相手に敬意を表す言葉として尊敬語、謙譲語、丁寧語などの敬語を用いてきました。これらは今も大切に扱われ、敬語が使えないというだけで人々に疎んじられ、または蔑まれることも少なくありません。日本社会の中で生きていく生徒たちには、早いうちに敬語の使い方を身につけさせたいものです。

ところで、敬語を使うことは簡単ではありません。敬語の仕組みがわかったとしても、どのような状況でどう使えばいいかを知るには、苦い思いも含めたくさんの経験が必要だからです。大人でも、初対面の人に敬語どころか友達言葉を使う人がいて驚かされますが、このような人に出会うと、子どものうちは特に、敬語を含めた言葉の使い方が適切かどうか、周りの誰かが注意する必要があるのだと思わされます。

これまでは、生徒の言葉遣いは親がしつけるべきだと考えてきましたが、今後は親だけの責任にするのではなく、適切な言葉遣いができる人になってもらえるよう私たちも可能な限り注意を促していこうと思います。

そこで今月は、敬語を使うことだけでなく、生徒の話し方全般の向上を目標に『話力』強化期間とすることにしました。10月は、受験生の面接練習や弁論大会、スピーチ力向上を目的とした特別授業を行うため、これらとの相乗効果も狙っています。ご家庭におかれましても、右上に書いたようなことにご注意ください。ご家庭と我々が一体となることで効果も上げられると思います。

帰国子女だから仕方がない、などと子供たちが言われることがないよう、一緒にがんばりましょう。

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