帰国枠入試相談室

志望校の探し方…大学附属校と進学校の違い

2011年1月1日

2011年度入学を目指す受験生は、今がまさに正念場。一方、2012年入学を目指す小5、中2、高2生も、いよいよ受験を真剣に考える時期となりました。今回は、大学付属校と進学校を目指す際の注意点をお伝えします。

〈大学附属校、進学校とは〉
首都圏や関西圏にて高校受験をする場合には、まずは大学附属校がいいか、進学校がいいかを考えるところから始めるとよいでしょう。この場合の大学附属校とは、早稲田、慶応、青山、中央、同志社国際、立命館など、生徒の8割から9割以上が内部進学をする学校のことを指しています。大学附属校といえども半数以上が他大学に進学するICU高校や成蹊高校のような学校は進学校と位置づけて考えます。進学校とは、生徒の大半が大学受験をする学校のことで、大まかに分ければ国・公立校と私立校があります。

〈大学附属校を目指す際の注意点〉
大学附属校に入れば、それ以降は受験のことは考えずに済みますので、クラブ活動など好きなことに安心して取り組むことができます。また、多くの大学附属校では大学レベルの講義を行っており、高校生のうちから質の高い授業を受けることができるのも大きな魅力でしょう。ただし、次点に注意する必要があります。

1.将来、どんな仕事に就きたいかを真剣に考えること。その上で、希望する職業につながる学部がその大学にあるかどうかを調べることが大切です。大学附属校入学後に、たとえば医歯薬系に進みたいと思っても、大学にそれらの学部がなければ、せっかく入った附属高校も辞め、進学校への編入を考えざるを得ないからです。なお、大学附属校に限りませんが、入試では、書類、面接を通して志望動機や将来の夢を聞かれます。これらの対策のためにも、学校案内は高校のものだけでなく、大学のものも熟読しておきたいところです。
2.早稲田や慶応などいわゆるブランド校へのこだわりがある場合、併願校は他の大学の附属校ではなく、進学校を選ぶべきです。大学受験で再チャレンジする道があるにも関わらず、他大学の附属高校を選んだのでは、後悔するだけだからです。
3.附属高校に行ったからといって勉強が楽になるわけではありません。落第点を取れば進級できませんし、大学にもいけません。大学に行ける附属高校であるがゆえに、進級は厳しく判定されています。

〈進学校を目指す際の注意点〉
大学入試に向けた受験勉強は大変ですが、3年後に国立大学を含めた幅広い範囲から大学を選べることが進学校の大きなメリットです。また、進学校は勉強ばかりと思われがちですが、部活動に一生懸命取り組むなど心身ともに充実した高校生活を送っている人もたくさんいますので、心配しすぎることはありません。なお、次のような点には注意が必要です。

1.進学校といえども、学校の雰囲気はいろいろです。国立や公立は基本的にどこも自由で、部活も高3まで続ける生徒がいる学校も少なくありません。一方で、宿題やテストが多く、部活をやる余裕がない学校も私立校には多く見られます。自分に合った雰囲気はとても大切ですので、進学実績だけに捉われず、学校見学をするなどして気に入ったところを目指すとよいでしょう。
2.英語力などを活かして合格ができたとしても、中学生のうちに十分な国語力を身につけていないと、高校の授業についてくのは容易なことではありません。古文、漢文や社会などのキャッチアップに特に時間がかかると思われますが、その場合、大学進学については浪人せざるを得ないことを覚悟しておく必要があります。

小5、中2、高2生は、来年度の入試に向けてやるべきことはたくさんあります。学科試験や英検などの資格に向けた勉強はもちろんですが、将来の職業を考えることも大切なことです。自分は将来何をしたいのか、そのためにはどのような学校に進学するとよいのか、今から真剣に考え、目標とする志望校を探しましょう。

2011年1.2月号

最新のアクロバットをダウンロード
「パンフレット」「申込書」をご覧いただくには、アドビシステムズ社で配布されている Adobe Readerが必要です。最新の Adobe Readerはこちらから無料でダウンロードできます。

ページの先頭へ戻る