帰国枠入試相談室

国立・私立小学校への編入

2010年1月1日

昨今、塾生保護者からは、国立・私立小学校編入に関する相談が増えてきました。そこで今回は、主に首都圏の国立・私立小学校へ編入を考える際の注意点をお伝えします。

国立・私立小学校の魅力
ネイティブ教師による英語の授業を小1から用意する学校、コンピュータ教育に力を入れる学校、音楽教育に力を入れる学校など、国立・私立小学校には、公立校にはない魅力を多く打ち出しているところが少なくありません。また、中学受験を一つの目標にし、塾に通う必要がないほど、受験に対応した学習に取り組んでいる小学校もあります。

 

 

国立の小学校への編入と注意点
国立大附属の一部には、日本語や教科学習の遅れが目立つ生徒を対象に、帰国子女特別学級が設置されています。これらの学校では、学年に制限がありますが、随時帰国生の受け入れを実施しています。ただし、一般生のほとんどが附属中学に進学できるのに対して、帰国子女特別学級の生徒にはその資格がありません。また、たとえ進学できたとしても、中学から高校へは全員が進学できるわけではありませんのであわせて注意が必要です。なお、一般で国立の小学校を受験する場合には、20倍から60倍になるなど高倍率であることをご承知おきください。

 

私立の小学校への編入と注意点
私立の小学校には、大学までの一貫校、高校までの一貫校、中学・高校受験に力を入れている学校などがあります。多くの私立小学校の編入試験は欠員が生じた場合に行っていますので、帰国時期により、受け入れてくれる学校を探すのは容易ではありません。ただ、学年末に編入試験を実施する学校は少なくありませんので、一月の今であれば、編入試験実施校を探せる可能性は高いといえます。帰国生であることを考慮してくれる学校などについては、表を参考にしてください。
私立の小学校では、男子の場合、附属中高がないなど、中学受験をする必要のある学校が多いのが特徴です。私立小学校に編入する場合には、その目的をはっきりさせ、また、附属中学・高校の進学実績なども十分に調べることが肝要です。さらに、一貫校であっても、子供の夢をかなえられるような道を検討し、必要に応じて外部受験を考えることも大事です。

 

 

 

2010年1.2月号

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