校長だより

夢や希望の力

2012年2月7日

2月から新学年度となり、これまで在籍していた生徒は学年が1つ上がります。教材、学習内容、学年によっては担当教師も変わります。新しい仲間も加わります。2月は、生徒の気持ちも切り替わり、やる気が芽生えやすい時期です。私たち教師は、この機会を逃すべくことなく、生徒の学習意欲と興味を大いに引き出し、今後の生徒の学力アップにつなげたいと思います。

やる気を継続させるためには、目標を立てるが大事です。教室では、初めの授業の際に、今年度の目標を書き留めるための用紙を生徒に渡します。1年後の自分の姿を思い浮かべながら、達成したい目標をより具体的に書いてほしいと思います。目標を決め書く作業は宿題としますので、小学生のお子様がいらっしゃる場合など、必要に応じてお子様にアドバイスをしていただければと思います。なお、目標は「漢字をがんばる。」などという曖昧なものではなく、「漢字テストでは毎回100点を取る。」など達成度が自分自身でわかるものがよいでしょう。

受験生の目標は、言うまでもなく第一志望校合格のはずです。遅くとも2月中には、第一志望校を確定し、前述の用紙に堂々とその学校を書き掲げてほしいと思います。そして、怯むことなく第一志望校合格に向けてがんばることを決意してほしいところです。

受験生に限らず、初めが肝心です。目標をはっきりとさせ、生徒全員がよいスタートを切れるよう応援しています。

さて、目標を決めたところで、やる気を継続させるのは容易なことではありません。受験生とて同じです。大人でも同じでしょう。やる気の継続には、楽しい環境、周りの人々の励まし、時には叱咤激励が必要です。我々教師は、生徒の良き伴走者として、これらの役も十分に担っていきたいと思います。

さらに、やる気の継続には、なぜ目標を達成したいのか、その理由を明確にしておくことが大事です。その理由とは夢や希望であるはずです。「一念岩をも通す」ということわざがあるように、この夢や希望への思いが強ければ強いほど、やる気の継続に加え目標も達成しやすいと言えるでしょう。

ところで、夢や希望は簡単に見つかるものではありません。探し続けること、考え続けることが必要なはずです。生徒には、それらの機会も与えることができたらと思います。

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