生後200年を経ても、未だイギリスを代表する小説家として知られるチャールズ・ディケンズ。今回のウォーキング・ツアーでは、彼の小説がなぜイギリス人の心を掴み、国民的英文学作家と呼ばれるのか、その秘密を探ります。
ディケンズの生まれたビクトリア時代は、産業革命による経済の発展と同時に、科学・文学・芸術の分野も大きく成長した時代です。大衆文化が生まれ、文学も民衆にとって身近なものとなりました。ディケンズは、あらゆる階層・性格の人間を作中で創造し、広範囲にわたる「人間博覧会」をページ上で繰り広げました。この作風により、上はビクトリア女王から下は名もなき庶民に至るまで、全国民に愛される作家となったのです。
ディケンズの物語の舞台となったロンドンの中心街、ホルボーンエリアを中心に、ディケンズの作品とその当時の時代背景をご紹介しつつ、当時から残る建物、舗道を歩いて辿ります。ウォーキング・ツアーの最後には、英文学の2大巨峰であるシェークスピアとディケンズが訪れたMiddle Temple Hallにてお食事(費用別途要:約?15。当日レストランでお支払いください。)をしていただく予定です。
日時:5月30日(水)11時より 12時30分終了予定
集合場所:Chancery Lane Station(地下鉄セントラル・ライン)の改札口前
参加費:塾生ご家族 子供(5?15歳、小6以下親同伴)?7 大人 ?12
一般ご家族 子供(5?15歳、小6以下親同伴)?11 大人 ?16
ガイド:桑原 明子(City of London Guide Lecturers' Association会員)