先日私どものスタッフ2人が、銀行とスーパーのATMで詐欺に巻き込まれました。保護者の皆様にも注意を喚起したく、今回は当日の様子や対策などをお伝えしたいと思います。
事件が起きた時間は、土曜日の授業後20時ぐらいのことです。スタッフの1人がFinchleyにある某スーパーのATMでお金を引き落そうとしたところ、暗唱番号入力後に操作ができなくなりカードが戻ってきませんでした。暗唱番号を数度間違えてもカードが戻らなくなりますが、そうではなかったとのことです。困ったそのスタッフを見兼ねた別のスタッフは、お金を貸すため今度はある銀行のATMを利用しました。ところが、そのATMでも同様のことが起こったのです。その場では、詐欺で可能性を考えなかった2人は、その日の夜遅くに銀行の緊急連絡先に電話をしました。そこで初めて大きな額が何者かによって引き落とされたことに気付きました。
どのような仕掛けがされこの事件が起こったのか、残念ながら真相はわかりません。ただ、インターネット上で調べる限り、ATM装置に偽造のカード差し込み口を取りつけるような犯罪が多く起こっていることがわかりました。この差し込み口は本物と見分けがつかないほど精巧にできており、暗証番号の他カード番号、セキュリティーコードを読み取ることができるようです。
Financial Frauds Action UKによると、今年前半4ヶ月の銀行カードに関する事件は7525件で、昨年同時期の事件件数の3倍に増えているそうです。詐欺行為の方法は、肩に小型カメラをつけて暗唱番号入力の様子を撮影しながら、一方で小銭に両替できないかと声をかけ、ちょっとした隙にカードを盗むなど様々です。
以下に、ATMにてカードを利用する際の注意点を考えてみました。
詐欺に遭った2人ですが、運よく全額銀行から戻してもらうことができ、新たなカードも報告後の翌々日には届きました。世の中には酷い人もいますが、然るべき対処法さえ身につけていれば、必ず助けてくれる人もいることを信じて生活したいものです。