こちらの連載は終了しました。
“many” の使い方
学校で外国語を習う際、定型句を習うことがよくありますが、それらの表現を会話の中で使うと不自然に聞こえることがあります。この例の1つに ”many” があります。”I have got many books”(たくさん本を持っている)”I have seen many films”(たくさん映画を見たことがある)のような ”many” の使い方は世界中で教えられていますが、このような場合に ”many” を使うことは、かしこまりすぎていて、古くさく聞こえます。
正式な文書の中で ”There are many reasons for the change”(この変化には多くの理由があります)と表現したり、スピーチなどで ”Many customers prefer this product”(多くの顧客がこちら商品を好みます)などと表現しますが、普段の会話や形式ばっていない英文の場合には、ネイティブ・スピーカーはたいてい “lots of” や “a lot of” を使います。“lots of” と “a lot of” に大きな違いはありませんので、交互に使うことで表現に変化をつけることもできます。
“There are lots of parks in London”(ロンドンにはたくさんの公園がある)や ”I’ve been working a lot recently”(最近たくさん働いている)などと表現します。ただし、否定文の場合には “not many” や “not much” を使います。
I wish you a lot of success in your English studies!