「日本人をあなたの国に連れていくとしたら、どこに連れていきますか。」
これは、今年の学芸大附属高校の面接試験で聞かれた質問の1つです。皆さまであれば、どこを取り上げますか。「日本人を」との質問ですから、一般的な日本人(大人の面接官)が好みそうなところを選ぶ必要がありそうです。
帰国枠入試における面接試験では、中学・高校・大学入試を問わず、必ずと言っていいほど滞在国に関する質問があります。ただ、その質問は日本との比較を求めるものがほとんどです。滞在国の事情に詳しくなることはもちろんですが、日本の事情も理解していなけれならないということなのでしょう。以下には、面接試験や小論文で課された内容をご紹介します。
さて、私たちがJトリップや右記のアンケートを始めたのは、生徒との面接練習がきっかけでした。 英国と日本の違いどころか、英国のことを知らず多くを語ることができない生徒が多かったためです。そして彼らの多くは、休みになればリゾートなどの海外旅行には連れて行かれるものの、英国内はほとんど出かけることがありませんでした。
St. Albansに出かければ、高度な文化をもったローマ帝国に支配された当時の英国と弥生時代の日本を比べることができます。Iron Bridgeまで出かければ、産業革命に必要な鉄、石炭、石灰が揃った好適地だったことにも気づくでしょう。また、英国は歴史以外にも見どころたくさんです。これまであまり英国内で出かけることがなかったご家庭がありましたら、ぜひ今年は英国を探求していただきたいと思います。