こちらの連載は終了しました。
ネイティブスピーカーではない人が"convenient"という言葉を使うとき、不自然に表現されることが多くあります。"convenient"という言葉の定義は、「ある人の必要としている物事や計画などによくあう」、ということです。
英語では、時間や特定の場所のことを"convenient"と表現しますので、"1 pm is convenient for me."(午後の1時だったら私には都合がよい)などと言えます。また、"Somewhere near East Finchley tube station would be convenient."(どこか地下鉄のイースト・フィンチリー駅の近くだったら都合がよい)などとも表現でき、時間や場所が自分たちのその日の計画に適しているということを伝える際に用います。
しかしながら、ネイティブスピーカーではない人の多くは、"convenient"を場所の説明・描写として使うことがあります。たとえば、"Tokyo is a convenient city."(東京は便利な都市だ)などと使われることがありますが、ネイティブスピーカーにとってはこういった表現は不自然に聞こえます。なぜなら、東京はどんな人のライフスタイルにも適しているように設計されているわけではありませんので。ですから、"Tokyo is a 24 hour city."(東京は24時間営業の都市だ)や、 "Opening hours are long in Tokyo."(東京では営業時間が長い)と表現する方がより自然です。
また、宅配サービスや、街角の小店、インターネットバンキングなど、サービスのことを"convenient"と表現することもできます。"Waitrose delivered at a time I chose. It was really convenient."(ウェイトローズは自分が選んだ時間に配達してくれて、とても便利だった)
表現に変化を加えたり、よりさりげなく使うには、"That suits me." "Does that suit you?" "That would be good." などを使ってみるのもよいでしょう。
Thanks for reading and good luck in your English study!