現地校相談室

現地校入学後のケア

2014年9月24日

子供が現地校に通いだしました。親としてどのようにサポートしたらよいでしょうか。

9月から現地校で新学年を迎え、緊張状態が続いている生徒も多いことでしょう。一応日本で英語を習ってきた生徒でも、全ての教科を英語で勉強するのは一苦労です。英語圏に滞在経験のある生徒でも、アメリカ英語とイギリス英語の違いに戸惑うこともあります。まして、英語を全然習ったことのない幼稚園・小学校の子供たちの中には、泣いて登校を嫌がったり、体調を崩す子供もいます。中高生は思春期独特の不機嫌さが増すこともあります。そんな兆候があったら、まずはゆっくりと話を聞き、何に困って、どういう気持ちでいるのか、子供の直面している大変さを共有しましょう。

そして最初は、親が「子供と教師の仲立ち」になってください。イギリスでは、小学校の高学年まで保護者が児童を学校へ送迎することになっています。これは子供の学校での様子を毎日見られ、何かあれば先生に直接伝えられるまたとないチャンスです。他の親とも知り合える機会になりますから、車での送迎であっても車から降りて校内に入り、先生や他の保護者に挨拶しましょう。子供だけを英語環境に送り込み、親が「英語ができないので・・・」と消極的ではいられません。子供が困っていることを自分で言えるようになるまで、親は橋渡し役になることが必要です。直接話すのが苦手な方は、先生との連絡ノートを作るのも一案です。

一方、子供の話から何が問題なのか探し当てたら、実際に困っていることを軽減するように一緒に取り組みます。子供が「こう言いたかった」と言う英語表現を教え、子供自身が英語でコミュニケーションを取れるように支援しましょう。英語での学習に関しては、親が代わってするのではなく、本人ができるように手伝います。もし親ができなければ、塾や家庭教師を利用しましょう。宿題が多かったり難しかったりして全部できなかった時は、その旨を手紙に書いて先生に努力をわかってもらいましょう。そうでないと、罰の対象になってしまいます。教科書を持ち帰って勉強できるように学校へお手紙を出すのも大事です。

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