こちらの連載は終了しました。
日本人だけではなく、英語を母語としない人たちが学校で習う英語の表現には、ネイティブスピーカーには不自然に聞こえるものがあります。
「子どもの頃」という意味の“In my childhood days”は、やや堅くて古い感じがするので、“When I was little” または “When I was a kid”と表現したほうがいいでしょう。「中学生の時」を表す“When I was a junior high school student”もとてもフォーマルな言い回しで、きちんとした場面で使われます。さらにイギリスではプライマリースクールとセカンダリースクールといった教育体制なので、“ junior high school”と言われてもたいていの人はピンときません。
私がもし女王と会ったら、“How do you do?”と言うかもしれませんが、この言い方では相手は“How do you do?”, または “Very well thank you, and you?”といった限られた返答しかできません。ほとんど使われることのないていねいな表現なので、ネイティブスピーカーでさえどのように返したらいいかよくわかっていないことが多いのです。“Nice to meet you.”の方がより自然で親しみやすく、言われた相手もいろいろな返しができます。
趣味を尋ねる場合に、“What are your hobbies?”(趣味は何ですか?)が使われることがあります。“Hobby”は、裁縫やサッカーといったアクティビティに対して使われる単語です。“What do you like to do in your free time?”(空いている時間に何をしていますか?)や、“What do you like to do at weekends?”(週末、何をするのが好きですか?)とオープンな聞き方をした方が、「散歩すること」や「レストランに行くこと」など、相手が気軽に答えやすくなります。
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