学年末で成績表をもらったのですが、よく評価方法が分かりません。これからの勉強にどう生かしたら良いでしょうか。
確かに学校により評価方法が違っていますし、先生の直筆の記述などは読みにくい場合もあり、どう受け取って良いのかわからないことも多いと思います。
まず、日本の指導要領に当たるナショナル・カリキュラムに沿ったテスト結果は、数字で表されています。小学校の最終学年Y6では、日本の5段階評価と同様にレベル5が最高です。レベル4が11歳児相当の学力とみなされ、3あるいはそれ以下であれば平均以下を意味します。非常に優れていてセカンダリー・スクール並みの6をもらう子もいます。11プラスの受験をする場合は、Y5・Y6の2年間の成績表を提出するので、日頃の勉強の成果も重要になります。低学年の場合は3であれば、よくやっていると評価され、学年を上がるごとに5を目指していくことになります。
学校の成績表では個人の能力に合わせたターゲットを設定して、それに見合った成績を上げているかどうかを+?=で表示することもありますし、ABCなどで段階が表されている学校もあるでしょう。科目の評価でも、細かく内容が分かれて、「非常に良い」・「良い」・「要サポート」などの欄にティックが入っていると思います。それらを点検して、弱い箇所を夏休みに補強しておくことが望まれます。
先生の評価は、テスト結果だけでは決まりません。きちんと授業に出席し、集中して勉強しているか、宿題を丁寧にやり、期日までに提出しているか、授業に参加して意見を言ったり、質問をしているか、などは評価における重要ポイントです。問題意識を持ち、積極的に関わることが評価されますので、ご家庭でも助言し、励ましてあげてください。また欠点に目が行きがちですが、誉められていることは親も一緒に喜んであげましょう。
成績表は、日本の学校を受験する場合にも評価の対象となります。JOBAでは現地校教育相談を随時受付け、現地校での学力の診断と共にこれからの勉強方法についてお伝えすることができますので、必要な際には、お申し付けください。