現地校相談室

SATsとは?

2016年5月2日

最近子供の学校ではSATsに備えてのドリルばかりやっているそうですが、それにはどのような意味があるのでしょうか。

SATsとは、Standard Assessment Testsのことです。指導要領にあたるナショナル・カリキュラムの達成度を見るために、Y2・Y6の5月に全国的に行われます。しかし、このテストの取り扱いは学校により様々です。Y2・Y6以外の学年でもオプショナルで試験を行う学校もあれば、Y2・Y6のテストさえボイコットして行わない所もあります。ですから、お子様の通われている学校の状況をよくお確かめください。

試験科目は、Y2、Y6共に英語・算数です。英語はreadingとwritingですが、文法・スペリング・パンクチュエーションのテストも課されます。テストにより得られる最高レベルは、Y6では5でしたが、能力のある生徒にはレベル6のテストを行うことができるようになりました。

本来、このテストの目的は生徒の学力達成度を見ることです。ところが、このテストの成績が公表され、学校レベルの判定として使われることが増えたため、試験の成績を上げようと試みる学校が多くなっているのも確かです。学校・教師に対する期待が高まるにつれ、生徒にも過度のストレスがかけられている場合もあります。行き過ぎには気をつけなければいけませんが、良い面もあります。日本人生徒の場合は、以前は学力の伸びがゆっくりでも放っておかれることもありましたが、このテストをうまく活用すれば、生徒一人一人の学力を向上させることができます。ぜひSATsを目標に、春休みは学習をすすめましょう。特にY6の生徒は、小学校の学力のまとめとして、セカンダリー・スクールに行く前に付けておくべき学力を確保しておきましょう。

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