毎月1回、授業の中だけでは触れられない日本語・日本文化に、ゲームや俳句・折り紙・季節の行事などを通して、触れ親しむ機会を設けています。毎月多くの児童が楽しみにしてくれています。
★1月 「お正月」講座を行いました
1月の講座では、お正月を迎えるにあたって、「大晦日」の準備や、お正月にはどんなことをするのか、それぞれの習わしにはどんな由来や意味があるのかなどを、クイズ形式で答えてもらいました。
日本で年越しをしたことのある児童もいて、実際に見たり経験したことを話してくれました。見たことがあっても名前を知らないものもあり、新しい言葉や慣習をたくさん知ってもらいました。
その後、グループに分かれてお正月の遊びである「福笑い」「すごろく」をして楽しみました。これは、ご家庭でも学校でも簡単に出来る遊びです。ぜひ、このような日本の文化に親しみ、イギリスでもお友達に紹介して欲しいです。
★2月 「自己紹介」講座を行いました
2月の講座の目標は、年度の始めにあたり、新しいお友達に自分をしっかり知ってもらうこと、そして自分の良さを改めて発見してもらうことでした。
そのため、まずはそれぞれが「自慢できること・物・人」を考え、自慢できる理由も併せて書いてもらいました。また、自分を知り、お友達に知ってもらうために、「名前の由来、これまで住んでいた場所」を紹介してもらいました。普段はお勉強を一緒にする仲間ですが、互いの良さを知ることで、友達同士の距離感が縮まったように思います。また、「自己肯定感」を高めるということにもつながったのではないでしょうか。
★3月 「桃と端午の節句」講座 を行いました
3月の講座では、「桃と端午の節句」の由来の説明をし、それぞれの節句の飾りもの、食べ物などを紹介しました。
「桃の節句」に関しては、多くの児童がこの行事の思い出について、発表してくれました。雛壇の飾りを実際に見せながら、どんな飾りがあるかを見てもらいました。また、知っているようで意外と知らない『うれしいひなまつり』の歌詞をクイズにして、一緒に確認しながら歌ってみました。「端午の節句」では、「菖蒲湯」に入ることや、こいのぼりの名前の呼び方を紹介しました。
最後には、和柄の折り紙を使って雛人形を折り、完成したものを台紙に貼りました。みんなで節句について学び、また、子供たち同士で積極的に教え合うことができた時間でした。
★4月 「春のうた」講座を行いました。
4月の講座では、「春の歌講座」と題し、日本の春を代表する童謡を、春の様子を思い浮かべながらみんなで歌ってみました。
「春が来た」では同じ言葉のくり返しを楽しんだ後、いろんなところにやってきた春を、それぞれで想像し、メロディーに合わせて自作の歌詞を作ってもらいました。字数にぴったり合うように考える子、独自の面白いアイデアを出す子など、様々な個性が見え、児童の新しい一面を知る良い機会となりました。