●わくわく日本語講座
毎月1回、授業の中だけでは触れられない日本語・日本文化に、ゲームや俳句・折り紙・季節の行事などを通して、触れ親しむ機会を設けています。毎月多くの児童が楽しみにしてくれています。
1月
◇「お正月」講座を行いました
1月の講座では、お正月を迎えるにあたっての「大晦日」の準備や、お正月にどんなことをするのか、それにはどんな由来や意味があるのかなどを、クイズ形式で学びました。
日本で年越しをしたことのある児童もいて、実際に見たり経験したりしたことを話してくれました。またイギリスで日本らしいお正月を楽しんだ児童もおり、年越しそばやお餅、御節について教えてくれました。見たことがあっても名前を知らないものもあったため、新しい言葉や慣習をたくさん知ってもらいました。
その後、少し時期は遅れましたが、年賀状を書いてもらいました。表書きの書き方は、小3国語のテキストでも取り上げていたので、ぜひ実践としてやってもらおうということで行いました。お正月の挨拶の言葉にどのような決まり文句があるのか、初めて知った児童もいたようです。この経験を活かして、ぜひ次の年始には年賀状を自分で書いてみてほしいと思います。
2月
◇「節分」講座を行いました
2月の講座では、まず「なぜ、節分に豆をまくのか」を紙芝居で聞いてもらいました。その後、紙芝居の内容をふまえて、節分に関する言葉(大豆、升、鰯の頭、柊の葉、恵方巻き等)やその風習についてクイズ形式で学びました。
「節分の豆まきをやったよ。恵方巻きも食べたよ。」という児童も数名いましたが、なぜその風習が始まったのか、どんな意味があるのかを知る児童は少なく、土着文化を学ぶ良い機会となりました。今回の講座における学びを、後の世代にも語り継いでいってくれることを願っています。
最後には、折り紙でそれぞれの鬼を折り、怖い鬼の顔も描いてもらいました。豆を入れる升作りに挑戦した子もいました。皆さんのご家庭にたくさんの福が舞い込みますように。
3月
◇「桃と端午の節句」講座 を行いました
3月の講座では、「桃と端午の節句」の由来の説明をし、それぞれの節句の飾りもの、食べ物などを紹介しました。
「桃の節句」に関しては、多くの児童がこの行事の思い出について、発表してくれました。雛壇の飾りを実際に見せながら、どんな飾りがあるかを見てもらいました。「端午の節句」では、「菖蒲湯」に入ることや、こいのぼりの名前の呼び方を紹介しました。また、知っているようで意外と知らない『うれしいひなまつり』の歌詞をクイズにして、一緒に確認しながら歌ってみました。
最後には、和柄の折り紙を使って雛人形を折り、完成したものを台紙に貼りました。みんなで節句について学び、また、子供たち同士で積極的に教え合うことができた時間でした。ご家庭でもぜひ、節句にちなんだお料理や風習を実践してみて頂けたらと思います。
●教科書音読会
ジュニア教室では、日本の教科書の内容に少しでも触れ、教科書をすらすら読めるようになることを目標にした、「教科書音読会」を、「よみっこタイム」又は「ことばの学習」の時間に行っています。今年度は、以下の予定で取り組んでいきます。
3月 小1 うたにあわせてあいうえお
あかいとり ことり
小2 たぬきの糸車
小3 スーホの白い馬
5月 小1 はなのみち
小2 たんぽぽのちえ
小3 きつつきの商売
7月 小1 おむすびころりん・大きなかぶ
小2 スイミー
小3 ありの行列
※後期については、また後日ご連絡いたします。
●読書がんばったぞカード
ジュニアコースの皆さんには、読書推進と日本地図に親しむことを目的に、「読書がんばったぞカード」を配布しています。1冊本を読むごとに、1つの都道府県に色を塗っていき、日本全国制覇を目指してください。
また、ご家庭に日本語の本が不足している、もっといろんな種類の本を読んでほしい、という場合は、ぜひJOBA図書館をご活用ください。2週間で2冊まで貸出をしております。蔵書リストから選んでリクエストをして頂く方法と、おまかせコース(こちらからお選びした本をお渡し)をご利用頂く方法がございます。詳細は、お問い合わせください。