●わくわくにほんご講座
毎月1回、授業の中だけでは触れられない日本語・日本文化に、ゲームや俳句・折り紙・季節の行事などを通して、触れ親しむ機会を設けています。毎月多くの児童が楽しみにしてくれています。
4月
◆「春みつけ」講座を行いました。
4月のわくわく日本語講座は、「春みつけ講座」と題し、春をテーマとした様々な言葉を見つけてもらいました。
まず、「どんな時に春を感じるか」について、それぞれ書き出し、それを発表してもらいました。花・虫・暖かくなる・イースター・花粉症など、意見の違いがあり面白かったです。子どもたちと春の花の名前を挙げていると、違う季節の花の名も挙がってきました。春の花にはどんなものがあるかを知ってもらう良い機会になりました。
次に、日本の春に見られる植物や動物を、絵を見ながら紹介しました。「れんげそう」や「なずな」などを知らない生徒たちも多かったため、田舎で育った私の幼少時代のお話をしました。
そして、写真を見ながら「春の花の名前クイズ」を出題しました。なかなか難易度の高いものもありましたが、花の名前を日本語で知り、周りにある花に興味を持つきっかけになればと思います。
「春」をテーマにした俳句作りでは、五七五の中で思い思いの春を表現する難しさと面白さを感じている様子でした。
5月
◆「言葉の贈り物(母の日)」講座を行いました
まず、「母の日」はどうやって始まったのか、その由来を簡単に話しました。また、感謝の気持ちを伝える時に贈る花は日本では「赤いカーネーション」が一般的であることも紹介しました。
次に、「お母さん」がみんなにとってどんな人なのか、どんなことが好きで、何を頑張っているのかを聞きました。そしてお母さんのどんな所が好きなのか、何をしてあげたいのかを、1つずつ質問に答えていく形で考えてもらいました。
そして、お母さんへのメッセージを「俳句」にして伝えることにしました。五・七・五の決まった音の中で表現するのはむずかしそうでしたが、思い思いの句を作れました。最後に、折り紙で可愛いカーネーションの花束を作り、その裏に、先程考えた俳句をメッセージとして書きました。お母さんの事を考えながら俳句を作る児童たちの顔は、皆優しそうで、お母さんを大切に想う気持ちが伝わってきました。
これを機に、俳句への親しみもぜひ深めて欲しいと思います。
●「よみっこタイム」
フィンチリー教室・アクトン土曜教室は授業前の時間、ウィンブルドン教室は「ことばの学習」の時間を利用し、読み聞かせを行っています。
●発表タイム
長期休み中に宿題になっていた絵日記や読書感想文、小3は「日本語ライティング」作文を、「よみっこタイム」「ことばの学習」の時間に、みんなの前で発表する機会を設けています。お友達の発表を聞いて刺激を受けたり、「みんなに伝えたい」という気持ちから作文を書くきっかけにしたりしてほしいと考えております。人数が多い教室ではありますが、ひとりひとりの発表の時間を取るようにしていますので、夏休みもぜひ頑張ってきてください。
●読書がんばったぞカード
ジュニアコースの皆さんには、読書推進と日本地図に親しむことを目的に、「読書がんばったぞカード」を配布しています。1冊本を読むごとに、1つの都道府県に色を塗っていき、日本全国制覇を目指してください。
カードをお持ちでない場合や、全て色塗りが終わった場合は、国語科担当教師までお伝えください。