特別授業
2017年11月24日
●特別授業の実施
毎月、各教室で「特別授業」を行っています。特別授業では、通常授業で扱うことのできない社会問題などを取り上げ、社会への関心を促します。また、そうした問題に対する自分の考えを発表したり、その考えを文にまとめる練習をしたりしています。2017年の6月?9月の特別授業では、以下のトピックをとり上げました(10月は「プレゼンテーションの練習」を行ったため、記載していません)。
6月「法の下の平等」
日本国憲法第十四条をとりあげて、法の下の平等について授業を行いました。「平等」「女性解放運動」「身近にある差別」などのテーマをとりあげ議論をしました。
生徒によるコメントを以下に一部紹介します。
- 「昔は、天皇が一番えらくて、家のなかではお父さんがえらかったことを知りました。」
- 「人種差別はすごくわるいことだと思いました。」
- 「差別することを犯罪にしたほうがいいと思いました。」
- 「昔は女性が差別されていて、政治活動が禁止されていたのは、最低だと思います。」
- 「人種差別をしている人を見かけたら、注意したり止めたりしたいと思いました。」
- 「すべての国民は、どんな理由があろうと他人を差別してはいけないことを知った。この憲法を守ろうと思う。」
7月「イギリスでのテロ事件」
毎年7月の特別授業では、「戦争」や「平和」に関する授業を行っています。今年は、西ヨーロッパで数多くのテロが発生しました。そこで、今回は、「テロリズム」についてとりあげ、「どうしたら平和な世の中になるのか」について議論しました。
生徒によるコメントを以下に一部紹介します。
- 「イスラムとかげきはは、ぜんぜんちがうことがわかった。」
- 「本当のイスラム教徒がかわいそうだ。」
- 「テロをおこす理由は、アイデンティティーがわからなくなり、ISの考え方にだまされているからだと思います。」
- 「テロを防ぐには、みんなを平等に扱うことだと思います。」
- 「宗教の差別について考えることができた。」
- 「宗教がテロを生むのではなく、社会に対する憎悪をもった者が、勝手に宗教の名のもとに行動しているのだとわかった。」
- 「『過激派』でいいのに、『イスラム過激派』と言うメディアの伝え方に疑問をもった。」
9月「プレゼンテーションのコツ」
後期の特別授業は、10月のプレゼン大会や受験での面接対策の一環として、「表現」をテーマに行っています。今回も優れたプレゼンテーションの映像をみて、「プレゼンのコツ」について考えました。
生徒によるコメントを以下に一部紹介します。
- 「見ている人がわかるように話して、かんたんに言わないといけないことがわかりました。」
- 「わかりやすいスライドや作文を書いてプレゼンを作りたいです。」
- 「プレゼン中は、多く歩きすぎないほうがいいとわかった。」
- 「中身より見た目のほうが重要かもしれないと思いました。」
- 「こころをこめて言った言葉は伝わるということです。」
- 「(マララさんの演説を見て)プレゼンが世界を変えられるのがすごいと思いました。」
- 「外見も大切だけど、中身が最終的には一番大事だと分かりました。」