授業のご報告

ジュニア教室 わくわくにほんご講座

2018年11月30日

●わくわくにほんご講座
毎月1回、授業の中だけでは触れられない日本語・日本文化に、ゲームや俳句・折り紙・季節の行事などを通して、触れ親しむ機会を設けています。

6月
「ことばの贈り物(父の日)」講座
6月は、「ことばの贈り物 第2弾」に取り組みました。5月におこなった母の日の贈り物作りに続き、今度はお父さんへの感謝の気持ちを表現してもらう機会です。まず、お父さんの似顔絵を描き、お父さんはどんな人か、どんなところが好きかなどをそれぞれ説明してもらいました。それから、「ありがとう」や「おとうさん」の五文字を用いて感謝の気持ちを表す「あいうえお作文」に挑戦しました。最後は、折り紙で作ったワイシャツとネクタイに、でき上がった作文を書いて、父の日のプレゼントを仕上げました。お父さんを笑わせるおもしろい作文にしたくて、何度も書き直した子や、お父さんの好きな色のネクタイにしたくて折り紙を真剣に選ぶ子、お迎えに来たお父さんに見つからないように隠して帰る子もいました。子供達のことばの贈り物、届きましたでしょうか。

7月
「海とわたしたち」講座
7月は、日本の祝日「海の日」に合わせて、海の日の由来や、海の役割、日本を囲む海の名前などを学びました。普段はなかなか触れることができない理科や社会の内容を盛り込むと、子供達からも、良い質問がたくさん出てきました。「どこまでが日本の海なんだろう」「海のプラスチックはどうやって片付ければいいんだろう」など、もっと掘り下げて学ぶ機会を作ってあげたい素晴らしい質問ばかりでした。この講座の後、3年生は夏休みの作文課題「住みよい地球」にチャレンジしましたが、自分が興味を持ったことについて一生懸命調べたことがよくわかる、素敵な作文がたくさん提出されました。限られた授業時間の中で伝えられることは少ないですが、子供達がもっと知りたい、調べたいと思えるようなきっかけを、今後も作って行きたいと思っています。

9月
「敬老の日」講座
9月は、「敬老の日」がどんな日なのかを学び、日本には、他にも長寿のお祝いがたくさんあることを紹介しました。また、自分のおじいちゃん・おばあちゃんはどんな人か、それぞれ紹介してもらいました。普段会う機会が少なくても、一緒に遊んでもらった思い出などを嬉しそうに話してくれました。最後は、おじいちゃん・おばあちゃんへお手紙を書いてみました。縦書きの便箋を使って書く日本語のお手紙では、書き始め、書き終わりにどんなことを書くとよいか、みんなでアイデアを出し合いました。誰かに気持ちを伝えたくて書くお手紙は、作文の課題として書く時よりも、言葉がスムーズに出てくるようです。普段作文を書く機会が少なく、書くことに抵抗がある子供達には、大好きな家族や友達へ、楽しみながらお手紙を書くことからスタートしてもらいたいと思います。誰かに喜んでもらうことが、書くこと楽しむきっかけになるのではないでしょうか。

10月
「擬態語・擬声語」講座
10月は、擬態語・擬声語を使う楽しさを知り、それらを使うと相手にもよく伝わるということを実感してもらうことをねらいとしました。まずは、学校・レストランなど、馴染みのある場面の絵を見ながら、擬態語・擬声語を使った文を作り、発表してもらいました。その後、自分の好きな擬態語・擬声語を使って、4コマ漫画作りに挑戦してもらいました。お話を4コマで表現することに初めは戸惑う様子もありましたが、場面をイメージして、絵を描くことからスタートすると、自然に起承転結のあるストーリーができ上がっていました。大笑いしてしまうような面白い漫画や、可愛いらしい漫画がたくさんでき上がり、子供達の想像力に改めて驚かされました。擬態語・擬声語に限らず新しい言葉を知ったら、4コマ漫画で遊んでみると、すぐに自分の言葉として定着するかもしれません。

●「よみっこタイム」
フィンチリー教室は授業前の時間、ウィンブルドン、アクトン教室は「ことばの教室」の時間を利用し、読み聞かせを行っています。
【6月?10月に読んだ本】 順不同
『はははのはなし』
『むしばミュータンス』
『そらまめくんのベッド』
『3びきのやぎのがらがらどん』
『かわいそうなぞう』
『おさるのふろや』
『トビウオのぼうやはびょうきです』
『いるか』
『だめだめすいか』
『おじいちゃんおばあちゃん』
『すごいねみんなの通学路』
『えっちゃんのおつきみ』
『どんぐりとやまねこ』
『はじめてのおつかい』
『たべもののたび』
『おこめ』
『もこもこもこ』
『オッペルとぞう』
『おばけとももちゃん』

●発表タイム
夏休み、ハーフターム休みの期間に宿題になっていた絵日記や読書感想文は、「よみっこタイム」や「ことばの教室」の時間を利用し、それぞれ発表してもらいました。皆の前で日本語で発表することに慣れ、自信をつけてもらうため、発表の機会をできるだけ多く作れるよう努めています。次回の冬休みの作文課題も、皆に聞いてもらいたいという気持ちで、取り組んでほしいと思います。

●読書がんばったぞカード
ジュニアコースの皆さんには、読書推進と日本地図に親しむことを目的に、「読書がんばったぞカード」を配布しています。日本語の本を1冊読むごとに、1つの都道府県に色を塗り、全て塗り終わると小さなご褒美をもらえるようにしています。ご自宅でもぜひお声がけをお願い下さい。

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