授業のご報告

高校部

2019年6月12日

●授業報告(アクトン/フィンチリー教室)

◇小論文
毎月最後の授業日に、小論文の入試問題を論題とするディベート大会・ディスカッション大会を行っています。3月の論題は「日本人らしい・日本人に特徴的な思想(または考え方・価値観)とは何か。具体例を用いながら述べなさい」、4月の論題は「英国のEU離脱は、欧州および世界にどのような影響を与えるか」、5月の論題は「日本のコンビニエンスストアは、他社競合と、顧客の要望に応えるために、今後も24時間営業を続けるべきである。是か非か」でした。
これらの論題に沿い、3月の授業では日本の思想、儒教・仏教、日本の歴史、日本の文化について、4月の授業ではEUの今、EU成立に至る歴史、EUの主な条約、EU離脱をめぐる英国の国民投票について、5月の授業ではコンビニ・スーパー・百貨店について、大手コンビニ3社の違い、フランチャイズ、外国人労働者、労働問題について学びました。また3月は、2月に亡くなられた日本文学研究者ドナルド・キーン氏と司馬遼太郎の対談を収めた『日本人と日本文化』(岩波新書)と『近代日本人の発想の諸形式』(伊藤整著・岩波文庫)、『自由と民主主義をもうやめる』(佐伯啓思著・幻冬舎文庫)、5月は『知っておきたい・働く時のルールと権利』(籏智優子著・ぺりかん社)の抜粋を配布し読んでいただくとともに、授業で解説をしました。

◇英語
入試やTOEFLで学術英語の単語力が欠かせないのはいうまでもありませんが、問題を解く際にはリベラルアーツ全般の知識が生かされます。英語の授業では、TOEFLや入試の過去問題を読解教材として取り上げ、各分野の背景知識も同時に学んでいます。また、前回の授業の単語復習テスト実施後には、新聞記事から「抜き打ち時事単語テスト」を行い、答え合わせの後にその記事を配布することにより、時事問題を学びながら単語力も向上できるようにしています。
3月の授業では、同月の小論文授業で学んだ日本思想・日本の文化・儒教/仏教と関連づけ、儒教と孔子に関する文章(出典は入試問題)とTOEFLライティング、大学入試文法問題、英作文演習を、4月の授業では人類学に関する文章(出典は入試問題)と入試文法問題、5月の授業では入試文法問題とIELTSに出題されたペンギンに関する文章を扱いました。
授業で配布し単語テストでも出題した主な新聞記事は、「温暖化による海面上昇での浸水被害総額、世界で約52兆円の試算」「フランス、グーグルに制裁金62億円」「児童虐待通告数、過去最多」(以上3月)、「絶滅した可能性のガラパゴスゾウガメの一種、約110年ぶりに発見」「自殺を防ぐために」(以上4月)、「イギリスのハル大学、エネルギー業界で活躍できる人材の育成」「東京五輪、全面禁煙に」「ボーイング新型機、各国で運行停止の動き」「最低賃金以下で働く労働者、英国で過去最高値に」(以上5月)などです。

◇数学
高校数学は、毎年9月から開講されています。1月から3月の数Ⅰ/Aでは場合の数と確率、数Ⅱ/Bではベクトル、数Ⅲでは積分を学びました。また、4月からの数Ⅰ/Aでは平面図形、数Ⅱ/Bでは微分積分、数Ⅲでは積分の応用を学んでいます。

●英語試験(TOEIC・TOEFL)

TOEIC(公開テスト)は毎月平均1回パリとアムステルダムで、TOEFL(iBT)は毎週土曜にロンドン・マンチェスター・ケンブリッジ等の各都市で行われます。TOEICとTOEFLの申込み方は次の通りですので、日程の都合がつく方は受けてみてください。

◇TOEICの申込方法
https://www.etsglobal.org/Global から TOEIC Listeining & Reading Test のページに行き、下にある Register for a test をクリックする。

◇TOEFLの申込方法
https://toeflregistration.ets.org/TOEFLWeb/extISERLogonPrompt.do

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