●わくわくにほんご講座
毎月1回、授業の中だけでは触れられない日本語・日本文化に、ゲームや俳句・折り紙・季節の行事などを通して、触れ親しむ機会を設けています。
6月
「言葉の贈り物(父の日)」講座を行いました。
6月は、「父の日」に合わせて、「ことばの贈り物作り、第2弾」に取り組みました。日々なかなか言葉にできない感謝の気持ちを言葉で表現することを目的とし、今回は、お父さんへの贈り物を作りました。
お父さんはどんな人なのか似顔絵を描いてもらうことから始まり、お父さんはどんなことをしているのか、どんなところが好きか、などを自分の言葉で表現してもらいました。お父さんがどんなお仕事をしているのかを、誇らしげに話す子供達がとても印象的でした。
今回も、お父さんへの感謝の気持ちを手紙にしました。折り紙で作ったワイシャツとネクタイの「ことばの贈り物」、お父様に届きましたでしょうか。
7月
「おまつり」講座 を行いました。
7月は、夏祭りの時期に合わせて、日本の伝統的なお祭りについて学びました。
まず「お祭り」と聞いて何を思い浮かべるかを問いかけてみると、金魚すくい、ヨーヨー、わたあめ、浴衣など、行ったことのあるお祭りの楽しい思い出を、嬉しそうに発表してくれました。
次に、お祭りをする理由や、おみこしについて学び、「ワッショイ!」のかけ声をみんなで声に出してみました。また、1年間で何十万もある日本のお祭りのうち、有名なお祭りをいくつか写真と共に紹介しました。
最後に、お祭りに欠かせない「うちわ」を折り紙で作りました。イギリスにいても、日本のお祭り気分を少しは味わってもらうことができたでしょうか。お祭りのような、日本独特の文化を、日本以外の国の人たちにも伝えられるようになって欲しいと思います。
9月
「お月見」講座を行いました。
9月は、日本のお月見文化に親しみを持ってもらえるよう、お月見の祝い方、月にまつわる伝説を紹介しました。
まず、お月見はどんな行事かを聞いてみると、「満月」「おだんご」という言葉が出てきましたが、なぜ始まったのか、どんなものを飾るのかについては初めて知る子供達がたくさんいました。芋・栗・豆などを飾ること、すすきは魔除けだということに、驚いたようです。
次に、「月にはうさぎがいる」という伝説について話しました。また、月の模様は、それぞれの国で違った見え方をしていることを紹介し、ほかの地域ではどんな模様に見えているのか、クイズ形式で学びました。
最後に、折り紙でウサギを折りました。耳の長さや表情など、個性豊かなウサギができました。
10月
「日本のおばけ」講座を行いました。
10月は、ハロウィーンに合わせて、日本のおばけにも親しんでもらう機会を作りました。
まず、ハロウィーンの由来や、日本で十月が神無月と呼ばれる理由を知ってもらい、「雪女」や、「やまんば」の読み聞かせを行いました。また、日本昔話に出てくる有名なおばけや妖怪を、クイズ形式で紹介しました。
次に、おばけは本当にいると思うか、おばけがいる世界といない世界ではどちらがいいかを考え、その理由をそれぞれの言葉でまとめ、発表してもらいました。本当におばけに会ったらどうするかという質問には、「叫ぶ」や「逃げる」という答えの他に、意外にも、「友達になって一緒に遊ぶ」、「動画にとって投稿する」など、楽しいアイディアがたくさん出てきました。おばけ作りでは、目がたくさんあるおばけや、ラーメン嫌いの人を襲うおばけ、かわいいねこのおばけなど、思い思いのおばけを披露してくれました。
●発表タイム
小1と小2は長期休み・ハーフターム休みに宿題になっていた絵日記や読書感想文、小3は「日本語ライティング」の作品を、「よみっこタイム」「ことばの学習」の時間にみんなの前で発表してもらっています。人数が多い教室もありますが、一人ひとりの発表の時間を取りたいと考えております。お友達の発表を聞いて刺激を受けたり、「みんなに伝えたい」という気持ちを、作文を書くきっかけにしたりしてほしいと思っています。
●「よみっこタイム」
フィンチリー教室は授業前の時間、ウィンブルドン教室・アクトン教室は「ことばの学習」の時間、アクトン土曜教室は授業前の時間を利用し、読み聞かせの時間を設けています。
【6月?10月に読んだ本】 順不同
小1
●読書がんばったぞカード
ジュニアコースの皆さんには、読書推進と日本地図に親しむことを目的に、「読書がんばったぞカード」を配布しています。1冊本を読むごとに、1つの都道府県に色を塗っていき、日本全国制覇を目指してください。
また、ご家庭に日本語の本が不足している、もっといろんな種類の本を読んで欲しい、という場合は、ぜひJOBA図書館をご活用ください。2週間で2冊まで貸出をしております。詳細は、お問い合わせください。