良い公立のセカンダリー・スクールに入るには、どうしたらいいでしょうか。
最近の社会情勢の変化から公立志向が高まっています。公立校の場合、グラマー・スクールを除いて、普通のセカンダリーは中高一貫で入学試験はありません。住んでいる家から一番距離的に近い学校に行くというのが大原則なので、良い学校のなるべく近くの家に住むことが、最もてっとり早い方法です。ここではインターネットを使った、その見つけ方をご紹介します。これから住居を選定する方もご利用ください。
1. 居住するカウンシルのサイトへ接続。例 http://www.ealing.gov.uk/
2. Education→Schools→Admissions→High Schoolsと進む。
3. Find My Nearest Schoolsをクリックして、自宅、あるいは住宅候補物件の住所をタイプする。
4. Property Detailsとして、自宅周りの地図や、様々な項目が表記される。
5. EducationのMy Nearest High Schoolsをクリックすると、学校が近い順に距離も表示される。
自宅に近い学校でも男女別の制限や宗教的制約があれば、候補から外すこともありますが、宗教系の学校は風紀も良いため、教会へ通って入学資格や宗教枠のポイントを獲得し、入学を優位にする人もいます。
また、たとえ距離が一番近く、一番希望している学校でも、自分より近い人達で定員が埋まってしまうと、Year6の秋に提出する入学希望校順位の届け出で、希望順が下位の学校が割り当てられることもあります。
以前は私立へ行っていた生徒達が公立へ流れているので、入れる地理的範囲が縮まっているのが厳しい現状です。
3月1日にセカンダリー・スクール割り当ての手紙が来ても、希望校はウエイティングのこともあり、その後アピールするという手順となります。それから先はとりあえず割り当て校に通いながら、ウエイティングの順位が上がるのを待つ、あるいは私立への編入を考えることになるので、心構えとして知っておきましょう。