現地校に行っている子供の学習を家庭で支援する場合、どのようにしたら効果的でしょうか。
ただ現地校に通わせているだけでは、なかなか効果的な英語力の伸びは期待できません。むしろ親子とも悩みが大きくなるだけかもしれません。
まずご家庭でできることは、圧倒的に不足している単語力を補うことです。現地校では毎日の学校生活の中で、必死に英語を聞いて耳から覚えます。言葉は知っているが、本当に理解して読んで書けるようになっているかがポイントです。これができていますと、日本へ帰られても英語を忘れてしまうことを食い止められます。ご家庭では書店で単語スペリング・ワークブックを購入され、実年齢より下のレベルから始めてください。
その場合、意味がわからないところは辞書を引いて確かめますが、辞書の説明がまだ習っていない漢字交じりで書いてあったり、難しい説明になっていることが多いので、家庭での支援が必要となります。
例えばYear3の空間図形で”Vertex”という単語が出てきます。辞書で引くと「頂点」となります。しかし日本でいえば小学校2年生ですので、漢字を読むのが困難で、また「ちょうてん」と聞いても、その意味がわかりません。そこで「とがっているところ」などと意味をかみ砕いて、子供に分かるように説明することが必要です。このように手間暇かけて毎日サポートを続けることが大切です。