現地校相談室

現地校で求められる英語力

2011年6月1日

まだ英語の勉強をしていない小学生の子供と、中学2年の子供がいます。どの程度の英語力があれば現地私立校に入れますか。

最近はGCSE・Aレベルの成績と共にキーステージの成績評価もリーグテーブルに載り、人々がその順位を参考にして学校を選択するようになりました。それに伴い学校側も生徒の成績に敏感になったため、現地校に入ってから英語を勉強しようと思っていても、私立校の場合は英語力がないと、入れてもらえる学校を探すのに苦労します。

イギリスでプライマリー・レベルに当たる学齢ですと、まだ英語補助クラスがあります。それでもY6にキーステージ2のテストが控えているので、日本で全然英語を勉強していない生徒にはかなり難しく感じられるでしょう。少なくとも英検3級程度の英語力が求められるので、駐在が決まったら、急いで中学の英語の教科書をすべて終えるぐらいの覚悟が必要です。さらに厳しいのが、高いレベルの英語力を求められるセカンダリー・レベルです。

日本ではまだ小学生で英語を勉強していないとしても、イギリスの教育制度でセカンダリーに当たる年齢の生徒は、転入する際にすでに英検準2程度の英語力(読む、書く、聞く、話す)がついていないと、入学が許可されないケースが増えています。

ここで注意したいのが英語力の判定です。分かりやすいように英検の級で説明してきましたが、現地校に提出する英語力の証明としては、英検は不向きです。ケンブリッジ、あるいはTOEFLを管轄するEducational Testing Service (ETS)が行うSLEP(Secondary Level English Proficiency)Testなど、国際的に認められているテストを受けておくことが望まれます。

これらの英語力証明を持っていない生徒に対して学校が課す試験もこれに準じていますので、これらのテキストを使用してテストに備えてください。

笹川 真理子

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