この10月は、各教室で弁論大会や特別授業を通してスピーチに取り組んでいます。Finchley平日教室では、小4生、小5・6生、中学生の3回に分けて全員参加の弁論大会を行い、その様子を見ることができました。中にはたくさん練習をしてきたと思える生徒もおり、大きな声で背筋を伸ばし、堂々と話をしている姿には感動させられました。特に中学部の弁論大会は優秀者揃いで驚かされました。スピーチの基本である適切な声量、間の取り方、アイコンタクトはもとより、ユーモア、ジェスチャーを余裕で取り入れたり、説得力のある話をしてくれた生徒たちには感服しました。最近の特別授業ではディベートやスピーチの仕方を取り上げてきましたが、その成果だけでなく、国語科との連携や生徒の通う学校からの影響も大きいだろうと考えます。いずれにしましても、堂々とした生徒の発表に勇気をもらい、今後はさらに充実した取り組みをしていきたいと思いました。
JOBAでは弁論大会を通し、以前からスピーチ力の向上を図っていました。近年はさらに、特別授業を通じて、全教室での取り組みとしてスピーチやディベートの練習を行っています。このような取り組みをはじめたのは、日本の高校生が修学旅行で訪れたアジア近隣諸国の学校で、英語で堂々と自分の意見を言う生徒に驚かされたという話を聞いたことがきっかけです。将来それらの人々とも堂々と渡り合える力をつけてほしいと思ったのです。
スピーチ力やディベート力の向上は、近年欧米だけでなくアジア近隣諸国の学校でも重要視され、低学年から指導しているところもあるようです。このような中、日本でも、新学習指導要領では、話す力、聞く力の向上にこれまで以上に力点が置かれるようになりました。それに伴い、新しい国語の教科書には、スピーチやディベートの方法を具体的に取り上げたものが増えました。これらを学校の先生方がどう活用するかにかかってはいますが、これまで日本人の弱点であった交渉力などに、今後改善が見られるかもしれません。
乞うご期待!