入試総括
2011年5月1日
入試結果が出揃ったのを受け、先日受験生の担当教師と2010年入試を振り返る機会を持ちました。
以下に、小6および中3担当教師が生徒の受験結果を通して感じたこと、考えたことをお伝えします。
【中学受験】
- 小6から受験コースに入った生徒が、2科入試(国・算)に合格した。前期は授業についていくのも大変だったが、後期は入試の基礎問題であれスラスラ解けるようになった。小5までに確かな基礎力を身につけていれば入試での成功も可能だ。
- 小6の7月まで標準(+英語)コース、9月から受験コースに入った生徒が、3科入試(国・算・英)に合格した。抜群の英語力と標準コースのセンター試験で9割を取る力を身につけたことが成功の要因だと思う。
- 受験コースの生徒が、難関校の3科入試(国・算・英)に合格した。難問にも屈せず最後まで諦めずに過去問に取り組んだこと、入学したいという強い気持ちを持ち続けたことが成功の要因だと思う。
- 思うような結果が得られなかった生徒は、総じて受験に向けた本格的な勉強を始めるのが遅い。
- 思うような結果が得られなかったからと言って、受験が無意味だったわけではない。どの生徒も次の成功につながる思考力や知識を身に付けた。
【高校受験】
- 慶応藤沢に英語力で勝負するには英検1級の力が必要だが、英語力が十分でなくても数学と国語の力が秀でていれば合格の可能性はある。
- ICUが第一志望でなかった生徒も、入試で初めてICU高校に行ってみると、その魅力に一瞬で取りつかれた。一度は学校訪問をしておくべき学校だと思う。また、ICUを受験するかどうかを決めるのは早ければ早い方がいい。それは,ICUは学校の成績を重視するからで、早いうちに学校生活が大事であることを意識するようになるからだ。なお、学校での評価を上げるのは簡単ではないこと、下げるのは簡単であることを心しておくべきだ。
- 国語で思うような点が取れないことが原因で合格できなったケースが目立った。国語力は、低学年からの積み重ねが大切で、学年相当レベルの半分以下になると取り戻すのは容易ではない。
この続きは進学説明会でお伝えします。ぜひご参加ください。
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