校長だより

地球温暖化問題

2010年1月1日

地球温暖化問題に関心のない人はいまやどこにもいないでしょう。ただ、真剣にこの問題に取り組んでいる人はどのくらいいるのでしょうか。JOBA もこれまで地球温暖化問題に積極的に取り組むような姿勢は示してきませんでした。それは何よりも私自身がお風呂の水を節約するぐらいことしかしておらず、車はハイブリッドではないどころか燃費の悪いものに乗り続け、生徒にも大きなことを言えるような筋合いではなかったからです。

ところが、今回、地球温暖化問題を取り上げようと考えたのは、もうこれ以上何もしないわけにはいかないのではないかという思いに至ったからです。そして、その取り組みは、大きなことからではなく、誰もが今できることを少しずつしていけばよく、少しの量でも大勢の人の分を合わせれば、地球温暖化問題に大きく貢献できるのではないかと考えたためです。

コペンハーゲンで開催中の気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)では、先進国と発展途上国側との思惑にずれがあり会議が難航しています。これは、この問題を政治家だけに任せるのは限界があるという現れでもあります。今、私たちは世界中の普通の人たちと手を取り合い、この問題に取り組む必要があるのではないでしょうか。WMO(世界気象機関)は、11月に地球温暖化の原因となる温室効果ガスに関する年次報告書を公表し、二酸化炭素などの大気中の濃度は2008年も過去最高を更新したことを伝えていました。地球温暖化の原因について、人為的なものであることを疑う余地はもうないでしょう。仮に、温暖化の原因が太陽活動によるものだけであったとしても、排出ガスを削減することには大きな意味があるはずです。

今、JOBAのスタッフの中には、何かできないかと事務局が入るビルのすべてのトイレの電気が消えているかどうか確認してから帰るようにしている者がいます。些細なことかもしれませんが、このような取り組みの総和が大きな成果をもたらすと信じたいと思います。

2010年、私たちは地球温暖化の問題に積極的に取り組んでいきたいと思います。ご協力をお願いすることもあるかと思いますが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。

クリスマス会ほか、保護者の皆様には今年も大変お世話になり誠にありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

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