前回の16世紀イギリスの歴史ツアーに続き、今回は17世紀に宗教改革の舞台の中心となったウエストミンスター地区のウォーキングツアーを行います。
国王と議会の対立は17世紀にピークを迎え、両派に分かれた内乱の末、国王チャールズ1世が、議会の指導者クロムウェルによって処刑されます。その後この事件は清教徒が議会を動かしたことから、清教徒革命と命名されました。共和制宣言後はクロムウェル率いる軍事独裁となりますが、クロムウェルの死後、結局はジェームス2世を国王とし、王政を復古させます。しかし、国王の専制政治は再び議会の反発を招き、オランダより新国王を迎えます。議会は「権利章典」を制定し、「国王は君臨すれど統治せず」という立憲政治をスタートさせます。
当日は、ナショナルポートレートギャラリーでステュアート朝時代の絵画を解説します。そのあと、トラファルガー広場からホワイトホールを歩いて、チャールズ1世が処刑された場所を見学します。最後は、国会議事堂周辺のクロムウェルを含む著名人の像を背景に、王政から議会制へと移行する歴史の変遷についてお伝えする予定です。
日時:6月25日(金)11時00分?12時30分終了予定
集合場所:ナショナルポートレートギャラリーのインフォメーション前
参加費:塾生ご家族 子供?7(5?15歳、小6生以下親同伴) 大人?12
一般ご家族 子供?11(5?15歳、小6生以下親同伴) 大人?16
ガイド:桑原 明子(City of London Guide Lecturers' Association会員)
<7月のイベント>ホルボーンにあるフリーメイソンをご案内します。お楽しみに。